生物の優れたリサイクル機能・オートファジー

「1949年・昭和24年」・・・日本人にとって特別な年であった

 

1949年、世界大戦敗戦後間もない日本は占領下にあって「進駐軍」がおり・・・町に銃を持った兵士がいたということではないが・・・、敗戦による痛手から、経済的に文化的に、そして精神的にも立ち直っていなかった。日本人はあらゆることで負け犬であり、武力闘争に負けただけであるのに、そのように受け取ることが出来なかったのである。

 

それは、日本の歴史に深く関わっているが、簡単に言ってしまえば、日本の歴史に於いて常に独立を維持してきており、外国に侵略されたことが、それまで一度もなかったということである。常に、「勝てば官軍」「武力で勝てばそれが正義」という認識が植え付けられていた国民だったのだろう。したがって、武力に負けただけと思うことが出来ず、しかも、アメリカの進駐軍の一兵士に過ぎないマッカーサーが・・・という感覚が日本人にはあったのだが・・・日本人にとって「神」であり、尊敬の的であった天皇を見下しているかの如き写真が公表されたのである。正装し威儀を正して直立不動している天皇と、でれっとした”軍服”を着て、両足を揃えず休めの姿勢でズボンのポケットに手を入れて突っ立っている体のばかでかいマッカーサーが並んでいる写真・・・は、どうひいき目に見てもマッカーサーの態度は傲慢、傍若無人、無礼千万な態度であり、日本全体が愚弄されたように思え、口に出して言うことが出来ないだけに日本人は腹立たしい思いをしたのであろう。

 

まだ学齢前の私は余り理解してはいなかったが、それでも祖母や両親がこの写真に痛く心を痛めていたことを覚えている。我が家は特別に天皇崇拝をしていたわけではないが、それでも、この写真の意味することを深く考え、こんなことになってしまった日本や日本人の将来を危ぶんでいたのである。

 

そして、事実起こったことは、進駐軍が行政、司法、立法全てに亘って日本を統治したのであり、その結果、東京裁判によって軍部のみならず民間人の日本の指導者であった人々が、「裁判」・「正義」という仮面のもとに絞首刑に処せられてしまったのである。

 

敗戦後4年、1949年は、国民はまだまだ飢えに苦しみ、爆弾や焼夷弾で破壊された町に住み、社会が混乱し、自信を失い、日本国は、日本人はまだ右往左往していた時代であった。

 

ノーベル賞・・・学問の最高の賞

 

1949年、そんな社会に、湯川秀樹(写真・Wikipedia)のノーベル賞受賞のニュースが飛び込んできた。日本人最初のノーベル賞である。今でさえ、ノーベル賞受賞のニュースは結構明るく大騒ぎされるニュースであるが、その比ではない。全てのことにうちひしがれ、劣等感の虜になり、少なくとも心のありように関しては何をする気力もないかに見えた日本人をわき上がらせてくれたニュースであった。

 

受賞の対象となった業績は、理論物理学者が「寝床の中で考えついた」という受賞決定直後の会見で言われたことも、何もない日本人の学者としてはなるほどとうなずかせるものであった。実験科学研究は、今ほどでなくても、実験器具を備えた実験室が必要であり、ほどほどの経済的支えが必要である。理論科学は・・・今は、コンピューターが必要であるが大きく価なコンピューターはネットでつながっていて共用できるので、やはり実験科学ほどは金食い虫ではない。

 

湯川秀樹のノーベル賞が決定したときに、母が言った。「(世界的な賞を与えられる前に、日本がきちんと評価して)文化勲章をすでに受けていて、本当に良かった」。アメリカ追従の日本のありようにうんざりしていた日本人の一人として、自分の目で優れたものを見つける目を日本人が失っていなかったことに、母は安堵したのであった。

 

大隅良典さんのノーベル賞受賞

 

 

日本では、昔と異なり毎年のようにノーベル賞受賞のニュースで賑わうようになったが、学問の内容は一般人にはわかりにくい。大隅良典さんが(写真、Wikipedia)「オートファジーの仕組みの解明」の業績によりノーベル賞を受賞されたが、一般には聞き慣れないであろう「オートファジー」を易しく紹介するつもりであったのに、余りにも前置きが長すぎた。それで、オートファジーの話は次回に後回しにして、大隅さんの挨拶にあった言葉を、改めて紹介するに留める。

 

「科学研究に於いて、現在余りにも目先の結果を社会は要求しすぎる、追いすぎる。すぐに応用に、経済的なことに結びつかないと評価されないので、研究費が出ないし、優れた人材が集まらない。日本の今後の科学研究を憂う」というような趣旨であった。全く同感である。

 

昔々、私が実験科学研究の分野を志したとき、「社会のお役に立つ」という若さ故の気負い、自負、意気込みがあった。それに冷水をぶっかけた先輩がいた。「科学研究は、いつの日か人類の役に立つだろうという希望を抱くことだけで良い。それを自分で確かめる日が来ると思うな。究極は、生物がどうなっているかに興味があるから、研究が面白いから一生懸命やるんだ。」

 

大隅さんも、このオートファジー現象が、ガン研究などになにがしかのつながりがあるとは予想もしなかったはずである。ただ、面白いから、生命現象を研究してきたら今に至ったということだろう。

その一方で、iPS細胞の研究は、その生物学的な意味や詳細は分からなくても、とにかくも応用に直結した研究であったので、一般人にも解りやすかったのだろう。ちなみに、この研究に関して、山中教授は一般人を対象に何回かセミナーを開催されたので、京都、神戸のセミナーには必ず参加させていただいた。参加者は、殆どが生物学とは無縁の人々であったようだが、実に盛況であった。研究の進展などについて、またセミナーが開催されるのを心待ちにしているのだが・・・

 

 折しもこの秋学期に、生物の特徴全般や、生物を正常に維持する働き・ホメオスタシス機能、細胞の自食作用、オートファジー、貪食細胞、免疫などを学生たちに講義をした。生物に組み込まれているリサイクル機能が、どんなに精巧であるか、エネルギー効率がどんなに良好であるかなどを、生物の驚異の一端を若い学生が納得してくれることを期待しつつ、教師自身が改めて驚嘆し、感動を覚えた次第である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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豪華なオリンピック計画、築地市場移転問題、貧困に喘ぐ東京都民、アスリートファースト!?

7,340億円が、3兆円に跳ね上がったオリンピック・・・もめ続け

 

韓国の民主主義は形だけと批判する資格は日本人にはない。オリンピックのモタモタを見たら、一目瞭然である。日本の民主主義が形だけであると言われ続けているが、オリンピック問題でそれが少しだけ表に出てきた。

 

アスリートファーストという見解が関係者には当たり前みたいに受け入れられているようであるが、一般国民が容認できる概念だろうか? だが、だが・・・・今まで「立派な」成績を上げた選手たちの意見が大きく採り上げられるのである!

 

リオ五輪カヌー銅メダルを獲得した選手が、「カヌースラロームが東京ではなく違う県で行われることになったら、本当にさみしくて絶対に嫌だと思うので、・・・・ぜひ東京でやれるように調整してもらいたい」と言った。銅メダルは大きなことかも知れないが、しかし、一選手の単なる「好み」が、東京都・国の行事に口出しをしても良いのか!

 

また、日本ボート協会の新理事長は「アスリートファーストという観点からも海の森(水上競技場)でやってもらいたい」と言った。アスリートファーストなどという概念が、どうしてまかり通るのであろうか?様々な運動競技で何かの良い成績を上げた選手を甘やかし、優遇して、一般国民、特に苦しんでいる庶民には目をつむってしまっている国家である。北朝鮮ほどではなくても、日本も大きく歪んでいる。

 

新しいことをするのは大変な日本

 

小池東京都知事は、前任知事たちのしでかした様々を修正しようとしているので、旧勢力は手をつないで抵抗している。昔々、ぶざまなことをしでかして、あっという間に首相としての首を切られた見苦しいことで有名なあの人が、生き残ってオリンピックの何とか委員長になっており、既得権を守り通そうとする人々を味方につけて新しい動きに抵抗している。この人は、本当にろくなことをしない。

 

日本は、一度何かの「権力」を手に入れると、それがいつまでも持続する悪い風習がある。いわゆる「院政」である。昔、天皇が政治権力を持っていた時代、天皇が退位して「〜〜院」になって、その〜〜院が隠然たる権力を持ち続けて、政治の混乱を招いた時代があった。その悪弊が、天皇だけではなく方々に及んでおり、現在、「元首相」「元何とか大臣」「元国会議員」等々が、それぞれに権力を持ち続けている。特に、大勢の元首相が、現首相や現大臣などを陰に陽に支配しているのは、余りにも嘆かわしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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パク・クネ大統領の最後の足掻きで噴き出した悪知恵・歴代韓国大統領が権力を失った後の末路

ニュース番組の視聴率を稼がせている事件

 

彼女を取り巻く大勢の「悪者たち」は、大統領という権力に取り付き骨の髄までしゃぶり尽した。しゃぶり尽される方も悪いが、しゃぶり尽した方の隠然たる勢力は目に余るものがある。

 

日が経つにつれて、次々と絶大なる権力構造とそれを取り巻く陰の力が明らかになり、彼らのしでかした数々の悪行が表に出てきた。韓国民の怒りは凄まじい。そして、大統領の弾劾が国会で決議されることが必至になった。

 

予定の前日になって、間髪を入れず「任期前に辞任します」と言ったのは良いが、条件付きである。また、いつ辞任するとも言わないで、言うなら弾劾を阻止するための時間稼ぎをして、そのうちずるずると人気いっぱいまで辞めなくても済む方策を講じたということだろう。いくらでも悪知恵は出てくるらしい。

そして、案の定、弾劾は延期になった。

 

権力を手に入れた人間の醜さ・弱さ

 

韓国大統領の絶対的に強い権限は、事件が起こるたびに驚かされる。その裏舞台が明らかになるのは、大統領を辞任した後である。大統領になった途端にどんな審査も潜らないで、全てしたい放題のようである。そして、権力を持ち続けている間は、恐ろしい悪行に明け暮れる。そのために、大統領を辞任した途端に、今度は刑事被告人である。今回も、大統領を辞任すれば、警察の取り調べに直行であることは間違いないだろう。

だが、弾劾を免れ、辞任の時期を延ばして権力を持ち続けて時間稼ぎをして、権力によって自分がしでかした悪事を粉飾してしまおうということなのか?

 

人間は、苦労をして坂道を登っているときの姿は、その人の人間として一番美しい姿を見せるようである。ところが、その人が目標にしていた段階に達した途端に、人間の醜い本性をさらけ出す。その顕著な例が、隣国韓国の大統領であろう。

 

話は変わるが、NHKの大河ドラマ、実力のある俳優や演出家、監督を動員し、大金を投入して、主人公が成功するまでは面白い.所が、しかるべき地位に達した途端に、主人公は堕落する。通年のドラマであるが、大抵半年以内に面白くなくなる。これを工夫しないと最後まで面白いドラマに仕上がらないだろう。とは言っても、歴史上の人物を取り扱っているから、仕方のないことかも知れない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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人気テレビ番組「相棒」・大人のいじめ・醜い大人の心の内を根こそぎにすると・・・

高視聴率を稼ぎ続けるテレビ番組「相棒」

 

長期間に亘り高視聴率を稼ぎ続けているテレビ番組「相棒」の人気の原因は様々だろうが、筆者は静かなファンである。「静かな」というのは、劇場版がでても映画館に赴くことはなく、テレビで公開されても一生懸命見るわけではなく「ながら族的」に横目で見ていたり、他のことをしながら聞くともなく聞いていたりという程度であるということである。それでも、再放送が何度もされるので相当のことは知っているというか、記憶の底にうっすらと留まっている。

 

そして、面白いと思っている。

どこまで警察・警視庁の実態を映し出しているか、どこまでありえない状況かは分からないが、とことん極端な舞台設計である。

 

舞台設計の大枠

 

超が付く頭脳明晰な杉下右京という警部が組織の支配を嫌い、彼の定義による「真実・事実」だけを絶対視して、事件解決にだけ力を注ぐ。ただ余りにも優秀であることが嫌われ、上司の間違いを見逃すことが出来ず自分の意見を押し通す一匹狼である。一般社会でも流れをかき乱す人間は、それがどれだけ正しくても「いじめられる」。いや、正しければ正しいほど「いじめられる」。右京は窓際に追いやられ独りぼっちであるが、そこへ送り込まれてくるのは「首切りの代わり」というあぶれ者である。それが、「相棒」である。

 

警察組織のことはよく知らないが、警視庁というのは東京都の警察本部で、その頂点にのさばっている警視庁の刑事部長の保身は尋常のレベルではない。ただ「威張りたい」だけの見苦しさ極まる馬鹿者である。そして、その側で揉み手をして「へいこらする」別の見苦しい馬鹿者も、言うなら別の、陰に存在する情けない相棒である・・・。この二人は、現在社会問題になっている子供たちのいじめなど顔負けのいじめをしでかして、優秀な杉下警部をことあるごとに「合法的に」いじめを実行する。

 

警察の部署で強盗や殺人という凶悪犯罪を取り扱う現場の刑事は、一番威勢が良く、一番威張っている部署のようである。その部署の刑事3人組、特に嫌みたっぷりの一人がまた面白い。先を見通すことが出来る優秀な右京を当てにしては寄り掛かっていながら、様々な嫌みを言ったり邪魔立てをして、手柄を丸ごと貰ってしまう。しかし、右京は手柄を横取りされても、そうとさえ認識せず、どこ吹く風である。

 

そして、鑑識課の一人が右京を陰で支えている。

 

何が面白い?

 

面白いと感じる点は様々だろう。

 

右京がその優れた頭脳を駆使して、難解な事件を暴力を使わず論理的に次々と解決する点が小気味よい。右京には好意を持ちながら、組織の人間なのでおおやけに支持できない鑑識課員のとぼけも面白い。島流しとして送られてくる人物が、次々と面白く全く良い相棒である。


組織に働く権力層と、権力の下で喘ぎながら組織の階段を上に登りたい野心を抱く下の層、「出世」はしたいが、しかし見苦しく揉み手をして唯々諾々と従う無様な真似はしたくない、多少は骨はあるものの、しかし、右京のように窓際族にはなりたくない・・・そういう人間の心の葛藤を、真面目でもなく、コメディでもなく描いている。

 

組織からはじき飛ばされ、いじめ抜かれている一人の警部が、そのいじめを肩すかしして、苦痛と感じているかいないのかさえ解らない。そもそも、出世には興味が無いらしい。しかし、威張り散らしている上層部の鼻を明かして事件を解決してしまうが、彼は、上層部の鼻を明かすつもりすらない。そういう所が人気の原点かも知れない。

 

相棒と言えば、この間、この相棒の番組に出演していた女優が麻薬関連で逮捕された。番組の中では、右京の前の妻という設定で、小さな、一膳飯屋と言うには格好良すぎる店の女将さん?である。奇妙な元夫婦で、離婚していながら、右京はそこで夕食を摂る。この元妻は、奇妙な論理を振りかざして右京を非難しまくり、何もかも右京が悪いという風情であるが、右京はどこ吹く風である。

このドラマの元妻が逮捕されたのである。

 

俳優たちの演技が面白いのか? ストーリーが面白いのか?

筆者は、神戸尊(作中人物、俳優の名前は知らない)という相棒の、人を食ったようなクールな役柄を面白いと思った。

ちなみに、新シリーズが始まっているようで、一回目か、二回目かを見たが、どうも面白くなかった。そろそろ、ネタ切れかも知れないな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17:41 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
「ノアのだいこうずい」聖書の絵本・Kindle版・・スマホ、タブレット、パソコン対応。詳細な案内

電子絵本「ノアのだいこうずい」

〜かつて地球は、水ですっぽりとおおわれた〜

 

 タブレット、スマホ、パソコンで見ることが可能な電子絵本、「ノアのだいこうずい」ができました。

安藤が編集を担当し、雑誌・講演等の資料にイラストを提供してくださっている坂井陽子さんが絵を描いてくださいました。

 

 聖書の記述を忠実に伝える絵本として、また各種のデバイスで読むことができる新しいタイプの読み物として、広く活用されることを願っています。購入方法、内容のご案内、クリエーション・リサーチ・ジャパン会長の推薦文など、下のチラシに詳細にご案内しています。

 

 

 

この絵本は、スマホ、タブレット、パソコンで読むことのできる電子書籍(Kindle版)です。

下記よりご購入いただけます。税込み313円 

 

 

 

 


 

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15:10 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
暑い秋! キンモクセイが今花開いた! 秋の花や虫の季節感は、人間の認識とは違うらしい

10月20日、夜遅く、犬の散歩で歩いていると、ほのかなキンモクセイの香りが漂ってきた!

え?! 10月下旬になってキンモクセイ? 見回したがどこにもキンモクセイは、暗いせいだろうか見えない。

誰かキンモクセイの香りの香水でも付けている人が歩いたのか? しかし、人工のキンモクセイの押しつけがましい香りとは異なって、さわやかな天然の香りである。

 

翌朝、我が家のキンモクセイが一斉に花開いて、かぐわしい香りを放った。

例年は、つぼみが出来て、2〜3割花が開いて、そしてやがて半分くらい、8割になりと一日ごとに進行して満開になる。花の開き具合によって香りも順次強くなり、8割も開くとかなり離れていてもスッと通るだけで、かぐわしい香りが漂ってくる。

今年は、前触れもなくいきなり満開であった。

 

例年は、キンモクセイが散った後で、植木の剪定をして貰うのだが、今年は植木の剪定が済んでからキンモクセイが花開いた。

 

いつまでも暑い夏に、キンモクセイも驚いたのだろうか? いきなり満開であった。

 

 

 

 

09:19 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
ユダヤ人の亡命を助けた勇気ある音楽家・近衛秀麿

音楽に多少とも精通している人々は、近衛秀麿という名前を知っているだろうし、非常に優秀な音楽家・指揮者であったこと、日本における西洋音楽のパイオニアとして重要な役割を果たしたことを知っているだろう。また、その名前から天皇に繋がる家系であることも多分、認識している人が多いだろう。

 

だが、彼の個人的なことを知っている人の数はそれよりは少ないだろうし、ましてユダヤ人の亡命を手助けしたためにゲシュタポに逮捕され、拷問を堪え忍んだことなどを知っている人はほとんど居ないだろう。と言うよりは、実はその事実が明らかになったのは、つい2〜3年前だそうである。

 

近衛秀麿の兄は日独伊三国同盟を結んだときの首相、近衛文麿である。この近衛文麿は、日本が敗戦した直後、逮捕される前に服毒自殺をして、東京裁判にかけられる不名誉から逃れた人である。ともあれ、この近衛文麿の弟であるので、ドイツでユダヤ人の亡命に手を差し伸べていたことが分かったときにも、一日拘留されただけで解放されたようである。また、戦後は、そのためにスパイであったのではないかと、疑いの目で眺められた。

 

リトアニアの領事であって、ぎりぎりまでユダヤ人に日本の通過ビザを署名し続けて、6000人に及ぶユダヤ人を助けた杉原千畝のことを知っている人は大勢居る。しかし、近衛秀麿のような民間人のささやかでも、民間人であるが故に命がけで理不尽な迫害を受けていたユダヤ人を助けた人がいたことは余り知られていない。

 

彼のこの勇気ある行動をNHKが伝えていたが、どこまでも美しい勇気ある行動の部分だけをまとめていた。それで、近衛文麿の知られていないプロファイルを調べてみたところ、どうも色々と美しくない人間像が出てきてしまった。

秀麿は結婚を2回しており、それ以外に何人もの女性と幾人もの子をなしており、派手な女性遍歴をしたようである。そして、戦後、アメリカ軍に抑留された時の尋問で子供の数を聞かれ、暫く沈黙した後に「子供が何人居るか数えているところだ」と言い放って取締官は唖然としたそうである。

 

00:22 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
「汚名挽回」??する豊島区議。日本語の乱れは目に余る!

東京10区の補欠選挙、小池都知事と蓮舫民進党党首との代理戦争になって、候補者そっちのけだとか?

 

ともあれ、都知事選で小池氏を応援したために自民党から離党勧告を受けた本橋豊島区議は自民党候補を応援している。その応援演説で「汚名挽回」するらしい。もっと、もっと汚名を築き上げるのか?まぁ、議員とか官僚とかは、泥まみれだから、更に、この泥を積み上げることばかりしているのかも?

この区議曰く「汚名挽回じゃないが、有権者と向き合って、(自民党候補の)若狭氏の信念と政策を粛々と力強く訴える」と、実に奇妙な日本語である。「粛々と」「力強く」って、どういうことだろう?

 

言いたいことは「想像」出来るけれども、何という貧弱な日本語を使う情けない公僕だろう!これくらいの日本語は知っていて欲しい。このような間違い日本語を使う人々が税金から高給を貰って、人々の生活を左右する規則を決めたり、その中から金銭をちょろまかしたりしているのかだろうか?

 

ちなみに正しくは、「汚名返上」であり、何か悪いことをして悪い印象、名前を貰ったら、それを払拭するために良いことをして、その汚名を消し去るということである。

 

挽回すべきは、名誉である。

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将棋の公式戦中に頻々と席を離れて疑われた棋士・・瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず・・・

日本将棋連盟は、対局中にしばしば席を離れた三浦九段を出場停止処分にした。現在竜王戦が始まろうとしており、その挑戦権をすでに獲得していたが、この処分によって竜王戦の挑戦者は次の順位の棋士になるという。

 

将棋ソフトは近年めざましい進歩を遂げており、電王戦ではソフトが棋士に勝ち越すという事態になっている。そのため、ソフト使用が疑われるので、対局中においては電子機器の利用に制限が必要だという声が強まっていたらしい。将棋連盟では、電子機器は対局前にロッカーに預け、対局中の使用を禁止する、また対局中の外出禁止という2点を規則に追加したという。そして、使用が分かった場合には、除名を含めた処分を検討するとしていた。

 

そのような状況の中で、三浦九段が敢えて対局中に外出したということで、今回の処分に至ったらしい。当人は「濡れ衣」だと抗議しているが、疑わしげな行動をしたこと自体が問題である。

 

「瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず」という麗しいことわざがある。ちなみにこれは「かでんにくつをいれず、りかにかんむりをたださず」と読み、瓜の畑で膝を屈めて靴を履き直すと、瓜を盗むのではないかと疑われる。また李(すもも)の木の下で冠を被り直すと、すももを盗むのではないかと疑われる。だから、疑われるような行動をするなという戒めである。

 

今や、将棋ソフトが人間のプロ棋士を負かす時代である。席を離れてはならないのは言われなくても常識である。しかも、連盟ではすでに警告を発し、上記のような規則を定めていた。ソフトを調べていないという証拠は得にくい。彼がIT音痴であればいざ知らず、そうでなければ、証拠を残さずにソフトを使用することはそんなに難しいことではないので申し開きは出来ないだろう。

 

 

 

 

 

13:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
レシートを捨てると罰金・脱税王国イタリア

世界雑知識

 

イタリアは脱税王国で、昔、商店ではレジに打ち込まず、すなわち売り上げをごまかすためにレシートを出さないという方法で脱税をする人が大勢いた。それで、レシートを必ず発行しなければならない、また買い物をした人も、レシートを捨ててはならないという法律を定めた。レシートを捨てたら脱税を助けたことになって、罰金を科せられるという。

 

ちなみに、日本も相当の脱税大国でイタリアを笑っておれない。お金持ちほど、また、高い地位に就いている人たちほど、一般的にはお金に汚く、不正をしてでもお金が欲しいらしい。国会議員、地方議会議員の公費の「ちょろまかし」は昨今問題になっているが、あぁ、またかと思わせられるほど彼らは汚いお金を手に入れている。そして、庶民レベルでは、スーパーなどでは機械的にレシートを出すようであるが、個人商店ではレジを打たないで売り上げをごまかすことが行われている。どういう基準で、レシートを出したり出さなかったりするのかな?と思うものの、レシートを下さいと頼むことを忘れて帰ってしまうことがしばしばである。何となく、レシートを請求しにくい雰囲気を漂わす商店が多いのである。

 

ゴミの捨て場所

 

昔、数多くの国々に出かけていたときに、出かける前にそれぞれの国事情を学んで出かけたが、驚くことが一杯あった。

 

花の都パリでは、観光バスに乗ったときゴミをどこに捨てるのかと聞いたら、窓の外を指さされて何のことか分からなかったが、窓から道路に投げ捨てろということであったと知ったときの驚きは! ゴミは道の端に設けられた溝に集められ、それを、所々に設けてある穴に水で流し込み「掃除」するのだという。今も、そんなことをしているのだろうか?

 

それと対照的なのは、シンガポールであった。うっかり小さな紙くずが手から滑り落ちたら、罰金を科せられるのである。おかげで町には塵一つ落ちていない。息が詰まるほど規則ずくめの国である。昔、アメリカから帰国したときに、しなければならないこと、してはいけないことと規則ずくめで窒息しそうな思いをした・・・・今は、すっかり慣れたが、日本も規則の多い国である。しかし、シンガポールは、日本の比ではない、規則ずくめである。


諸外国、それぞれ旅人として訪れるのは楽しい。しかし、旅を楽しんだのは事実ではあるが、それでも息の詰まる思いをさせられたのは旧ソ連と中国とそしてシンガポールであった。シンガポールは変わっているかも知れないが、ロシアや中国は20年前より悪くなっているのではないだろうかと思わせられる。

 

 

 

 

 

 

 

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