生物の優れたリサイクル機能・オートファジー

「1949年・昭和24年」・・・日本人にとって特別な年であった

 

1949年、世界大戦敗戦後間もない日本は占領下にあって「進駐軍」がおり・・・町に銃を持った兵士がいたということではないが・・・、敗戦による痛手から、経済的に文化的に、そして精神的にも立ち直っていなかった。日本人はあらゆることで負け犬であり、武力闘争に負けただけであるのに、そのように受け取ることが出来なかったのである。

 

それは、日本の歴史に深く関わっているが、簡単に言ってしまえば、日本の歴史に於いて常に独立を維持してきており、外国に侵略されたことが、それまで一度もなかったということである。常に、「勝てば官軍」「武力で勝てばそれが正義」という認識が植え付けられていた国民だったのだろう。したがって、武力に負けただけと思うことが出来ず、しかも、アメリカの進駐軍の一兵士に過ぎないマッカーサーが・・・という感覚が日本人にはあったのだが・・・日本人にとって「神」であり、尊敬の的であった天皇を見下しているかの如き写真が公表されたのである。正装し威儀を正して直立不動している天皇と、でれっとした”軍服”を着て、両足を揃えず休めの姿勢でズボンのポケットに手を入れて突っ立っている体のばかでかいマッカーサーが並んでいる写真・・・は、どうひいき目に見てもマッカーサーの態度は傲慢、傍若無人、無礼千万な態度であり、日本全体が愚弄されたように思え、口に出して言うことが出来ないだけに日本人は腹立たしい思いをしたのであろう。

 

まだ学齢前の私は余り理解してはいなかったが、それでも祖母や両親がこの写真に痛く心を痛めていたことを覚えている。我が家は特別に天皇崇拝をしていたわけではないが、それでも、この写真の意味することを深く考え、こんなことになってしまった日本や日本人の将来を危ぶんでいたのである。

 

そして、事実起こったことは、進駐軍が行政、司法、立法全てに亘って日本を統治したのであり、その結果、東京裁判によって軍部のみならず民間人の日本の指導者であった人々が、「裁判」・「正義」という仮面のもとに絞首刑に処せられてしまったのである。

 

敗戦後4年、1949年は、国民はまだまだ飢えに苦しみ、爆弾や焼夷弾で破壊された町に住み、社会が混乱し、自信を失い、日本国は、日本人はまだ右往左往していた時代であった。

 

ノーベル賞・・・学問の最高の賞

 

1949年、そんな社会に、湯川秀樹(写真・Wikipedia)のノーベル賞受賞のニュースが飛び込んできた。日本人最初のノーベル賞である。今でさえ、ノーベル賞受賞のニュースは結構明るく大騒ぎされるニュースであるが、その比ではない。全てのことにうちひしがれ、劣等感の虜になり、少なくとも心のありように関しては何をする気力もないかに見えた日本人をわき上がらせてくれたニュースであった。

 

受賞の対象となった業績は、理論物理学者が「寝床の中で考えついた」という受賞決定直後の会見で言われたことも、何もない日本人の学者としてはなるほどとうなずかせるものであった。実験科学研究は、今ほどでなくても、実験器具を備えた実験室が必要であり、ほどほどの経済的支えが必要である。理論科学は・・・今は、コンピューターが必要であるが大きく価なコンピューターはネットでつながっていて共用できるので、やはり実験科学ほどは金食い虫ではない。

 

湯川秀樹のノーベル賞が決定したときに、母が言った。「(世界的な賞を与えられる前に、日本がきちんと評価して)文化勲章をすでに受けていて、本当に良かった」。アメリカ追従の日本のありようにうんざりしていた日本人の一人として、自分の目で優れたものを見つける目を日本人が失っていなかったことに、母は安堵したのであった。

 

大隅良典さんのノーベル賞受賞

 

 

日本では、昔と異なり毎年のようにノーベル賞受賞のニュースで賑わうようになったが、学問の内容は一般人にはわかりにくい。大隅良典さんが(写真、Wikipedia)「オートファジーの仕組みの解明」の業績によりノーベル賞を受賞されたが、一般には聞き慣れないであろう「オートファジー」を易しく紹介するつもりであったのに、余りにも前置きが長すぎた。それで、オートファジーの話は次回に後回しにして、大隅さんの挨拶にあった言葉を、改めて紹介するに留める。

 

「科学研究に於いて、現在余りにも目先の結果を社会は要求しすぎる、追いすぎる。すぐに応用に、経済的なことに結びつかないと評価されないので、研究費が出ないし、優れた人材が集まらない。日本の今後の科学研究を憂う」というような趣旨であった。全く同感である。

 

昔々、私が実験科学研究の分野を志したとき、「社会のお役に立つ」という若さ故の気負い、自負、意気込みがあった。それに冷水をぶっかけた先輩がいた。「科学研究は、いつの日か人類の役に立つだろうという希望を抱くことだけで良い。それを自分で確かめる日が来ると思うな。究極は、生物がどうなっているかに興味があるから、研究が面白いから一生懸命やるんだ。」

 

大隅さんも、このオートファジー現象が、ガン研究などになにがしかのつながりがあるとは予想もしなかったはずである。ただ、面白いから、生命現象を研究してきたら今に至ったということだろう。

その一方で、iPS細胞の研究は、その生物学的な意味や詳細は分からなくても、とにかくも応用に直結した研究であったので、一般人にも解りやすかったのだろう。ちなみに、この研究に関して、山中教授は一般人を対象に何回かセミナーを開催されたので、京都、神戸のセミナーには必ず参加させていただいた。参加者は、殆どが生物学とは無縁の人々であったようだが、実に盛況であった。研究の進展などについて、またセミナーが開催されるのを心待ちにしているのだが・・・

 

 折しもこの秋学期に、生物の特徴全般や、生物を正常に維持する働き・ホメオスタシス機能、細胞の自食作用、オートファジー、貪食細胞、免疫などを学生たちに講義をした。生物に組み込まれているリサイクル機能が、どんなに精巧であるか、エネルギー効率がどんなに良好であるかなどを、生物の驚異の一端を若い学生が納得してくれることを期待しつつ、教師自身が改めて驚嘆し、感動を覚えた次第である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オートファジー研究でノーベル医学・生理学賞、日本の基礎研究軽視を憂うノーベル賞学者たち

ノーベル医学・生理学賞

 

生命を健全に維持するために静かに行われている生理学的反応・オートファジーが、「ノーベル賞」という華々しい形でいきなり世の人々の知ることになった。

「生命とは?」という途轍もない難しく、そして魅力的な課題に、多くの生物学者は夢中になって取り組んできている。このような基礎研究に携わるほとんどの学者には日の光は当たらない。多くの人々は、やむなく基礎研究を諦める。どうしても諦めきれない人々は、研究環境においても、個人的な経済生活においても、様々な厳しい現実に直面することになる。

そして、ある幸運なチャンスが訪れた数少ない学者には、様々な「ご褒美」が授けられる。

 

ともあれ、基礎研究がこのように報われることは、まことに嬉しい限りである。

 

基礎研究がなおざりにされる日本

 

ノーベル賞を受けた大隅氏を始め、それ以前にノーベル賞を受けた他の学者も口を揃えて、「基礎研究が軽視されている」ことに憂いを述べている。彼らは「近頃」という表現をしているが、日本では基礎研究は昔から軽視されし続けている。基礎研究にも目が向けられた時があったが、それは一時期であって、その後は、むしろ悪化の一途を辿り応用に直結する研究でなければ研究費が得られない状況になってきている。

 

その歪みの一つが、かのSTAP細胞事件であるだろう。幼い研究者が踊らされてしまったのであった。世の中の風潮は学問の世界のみならず、様々な分野で結果がすぐに見えなければ評価されない。人々は「考える」「熟考する」「立ち止まって考え直す」などという時間の掛かることはなろうことなら回避したいという世の中になっている。早押しクイズ、大流行である。まるで戦争の時のスパイの合い言葉のように、一つの問いに対して一つの答えしかない、短絡的思考回路しか育成されない世の中である。そして、その答えの内容を聞いても、大抵はその一言しか何も知らない人々が支配する嘆かわしい世の中になっている。

 

オートファジーとは?

 

ニュース番組や、その他の番組で「オートファジー」について短い解説がされているが、一般の人々にはなかなか理解が届かないかも知れない。そして、不思議なことに多くの人々は、その内容を知らないままにこの専門用語を覚えてしまうようである。インスタントばやりの世の中である。

 

時間が取れたときに少し初歩的な所まで掘り下げて、オートファジーについてこの欄で説明をしたいと思うので、楽しみにして待っていて下さい。

 

 

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東大の医学論文に不正疑惑? 生活習慣病関連の基礎研究・4研究室

医学論文に不正疑惑

 

「東大の医学系4研究室が報告した論文、11本にねつ造や改ざんがある、研究不正の疑いがある」と、匿名の告発文が、大学本部や文部科学省、関連学会に届いているという。

論文は、生活習慣病関連の基礎研究だという。

 

論文のグラフなどが不自然すぎて、基になったデーターがあるかどうか疑わしいという。

天下の東大がねぇ!? 

かつて、安田講堂落城事件を身を以て経験した筆者は、様々な思いが交錯して感無量である。

と言っても、別に実際に闘争に関わったわけではなく、大学に入れてもらえず、喫茶店でテレビで落城を眺めていたのであるが。

安田講堂に立て籠もった学生たちと学生たちをあそこまで怒らせた大学幹部が教育者の任務を放棄して機動隊の出動を要請したので、遂に自分の大学が叩きつぶされるのを、なすすべもなく見ていたのである。

だが、あれによって東大は変わると大いに期待した。教授たちは、天下の東大というおぞましい思想を脱ぎ捨ててくれるだろうと期待した。何年も経って、期待した私たちがバカだったと思い知らされた。

 

今、世界での東大のランキング順位は43位だそうである。

もっとも、この順位付け、何を基準にして査定しているのか、極めて疑わしいので、あまり信じるわけにはいかないが、ただ、東大の値打ちは、昔からそんなに高くはなかったのである。ただ、日本人が勝手に東大は「すごい大学だ」と、誰かに思い込まされて受験戦争に拍車をかけられて、若者たちの青春が泥まみれにされただけかも知れない。

現在、受験戦争で血道を上げているのは、韓国と北朝鮮かも知れない。

 

さて、実際に論文を見たわけではないので、申し訳ないが、「さもありなん」というのが直感的感想である。

 

何故? メディアに顔を売っている生活習慣病関連の「自称専門家」先生方が、テレビで数々の意見を述べているからである。

あれこれを、1日〜〜グラム食べろ、このサプリメントを摂れ、このように運動しろ等々、好い加減な指南をして、健康不安を抱えている中年層の人々を迷わせているのを、苦々しい思いでいるからである。

 

生活習慣病・サプリメント花盛り

 

生物的寿命と健康寿命との間に数年以上の差があり、それが今の日本の大問題である。年を取ると体のあちこちが痛んできて、なかなか健康に生きることができない。健康不安を抱えている中年以降の人々は、健康に良いというウソと真の入り交じった噂話に飛びついて、様々なことを試みる。このような大勢の人々は、テレビの健康番組の餌食、数々のサプリメントを売り出している各種会社の餌食、そして、それらにテレビや会社にえさを与える「えせ学者たち」の餌食になっている。

 

マスコミに出てくる「研究者・学者」たちが全部「えせ」だと言うつもりはないが、しかしながら、サプリメントを売り込んでいる人々は問題である。また、食生活をねじ曲げて、ニンニクを幾つ食べれば健康になるとか、そういうたぐいの宣伝をする人々は、生物、生命科学を知らない人々、えせ科学者である。一人、二人の例を取り上げて、〜十万人に当てはめようとする思想は、科学とは無縁の代物である。

 

そのような領域において、ウソのデーターをでっち上げて、それに踊らされる一般の人々こそ、いい面の皮である。このようなことを徹底的に調べて、厳しく対処して貰いたいものである。

 

生物医学系の学術論文・ほぼすべてに再現性が認められない?

 

米スタンフォード大学の研究チームによると、世界で2000〜14年に発表された生物医学系の論文から無作為に抽出した441本中、実験データを伴う268本について精査したところ、再現実験に必要なすべての手順や条件を公表している論文は、実にたった1本だけだったという。

 

生データを紹介している論文はゼロ、生データの取り寄せ方法を示した論文もたった1本、研究資金の出処の記録が51.7%だけ、等、科学研究論文とは言えない論文ばかりだったという。

 

科学者の端くれとして、筆者はこの調査結果には疑義を感じざるを得ない。

本当に、無作為に抽出したのか? 研究論文を掲載する科学雑誌もピンキリである。ろくでもない雑誌をマゼコゼニしたのではないのか。まともな科学雑誌に関して調査したら、どうなるのだろうか?調査をしたのがスタンフォードだからと言って、信頼するわけにはいかないのである。このような調査の難しさを周知している人々が行ったのであろうか?


いずれまた、諸方面から調査結果が出てくるだろうから、それを待ちたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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地球に似た惑星発見:太陽系から40兆キロメートル先(地球の円周の10億倍先)

忙中閑

 

随分長い間、ブログにご無沙汰した。執筆や講演や講義の準備で頭が疲れ果てたとき、ほっと一息ついてブログを書くが、その時間さえ取れなかった。思うことや、心に去来することで、書き留めてひとときを楽しみたいことは山とあるが、ただ忙しかった。

 

近くにいる人は、「よほど忙しいのね」と察してくれる。遠くにいる人は、病気ではないかと気遣ってくれる。ありがたいことである。

 

それで、一息つくことにした。

 

新しい惑星発見

 

新しい惑星が発見され、惑星プロキシマbと命名されたようである。太陽系から約4光年先にあるという。4光年と言われると、つい鼻の先のような気がするから奇妙である。ちなみに「光年」という単位は時間の単位ではなく、距離の単位であるからご用心。1光年は地球の円周(4万キロメートル)の実に2億5千倍である。すなわち、10の13乗キロメートル、40兆キロメートルである。ともあれ、遙か彼方である。

 

この惑星、恒星プロキシマ・ケンタウリを約11日で公転しており、重さは地球の1.3倍以上で、地球に似た惑星であるとのことまでは観測結果らしい。そして、恒星からの距離が近く、X線が地球の400倍に当たるということも、現時点での観測結果らしい。

 

だが、ニュースのその後の記述は、すべて、ある特別な思想・哲学に基づいて構築した「かも知れない」話で、すべて根拠のない推測、ある期待を込めた夢物語である。

 

「かも知れない」夢物語

 

1.惑星プロキシマbがプロキシマ・ケンタウリを周回しているイメージ図が描かれている。

2.惑星プロキシマb、岩石で覆われ、実に美しい地表イメージ図。

3.この星では水分が生まれ、現在も残っているかも知れない。水があるということは、即、生命に繋がるという錯覚である。

4.地表温度は、液体の水が存在できる範囲だろう。

5.この惑星に大気があるか、生命が存在するかの調査をするという。

 

この広い宇宙のどこかに、地球外生命体、希望的には知的生命体が存在するはずであるという、根拠のない空想を人類は膨らませてきた。かの有名なカール・セーガン(天文学者)は、地球外の知的生命体、すなわち宇宙人の存在を信じて、宇宙に向けてメッセージを発信した。

 

研究者の夢は素晴らしい。しかし、この「かも」が、いつの間にか「である」に見事に変身してしまう例を、人々はあまりにも数多く見せられてきた。SFと現実が交錯して、しっかり事実を見ることができない人々、特に若者を迷路に入り込ませているのではないだろうか。ポケモンGOに夢中になって、人にぶつかったり、車にひかれたり、プラットホームから転落したり、挙げ句の果てには人を轢き殺してしまったりしているのも、延長線上の出来事である。

 

おとぎ話も良い、SFも楽しい。しかし、目が覚めているはずの研究者は、一般大衆を迷わせないで貰いたいものだと思う。

 

 

 

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STAP細胞(35) 小保方氏のホームページ・・STAP細胞の存在を信じて、彼女の希望

小保方氏のホームページが英語で書かれていることに反発を感じた人がいるようなので、どのような意図で始められたかを紹介する。

彼女が英語でホームページを作成したのは、当然のことだと思う。彼女は、この領域の科学者を読者として期待しているのである。そして、希望的には彼女のプロトコールを精査して、追試をしっかりして欲しいと思っているのである。

日本語で書けば、この分野の専門家は読まないだろう。言葉は悪いが、野次馬が読むだけになるだろう。彼女はそのような人々を読者として期待しているわけではないと、・・・少なくとも文面からはそのように理解できる。

 

彼女はやっぱり、STAP細胞の存在を信じている。

とすれば、何故、論文引き下げに同意したのだろう?

 

ホームページの序文では、まずSTAP細胞論文で引き起こしたことに関して、謝罪している。続けて不注意な間違いのために起こしたことに関して、「科学者として」恥ずかしいと思うと書いている。

 

そして、このホームページを開く理由を、次のように記述している。

科学者の世界に情報を提供して、STAP細胞を生成できるという証拠を確かめてほしいこと。従って、他の研究者がSTAP細胞を造ることが出来ると思っているので、自分のプロトコールを隠さず、そのまま提供する。

 

彼女は今以て、この出来事のために精神的にも肉体的にも治療を受けているが、情報提供は少しずつ出来ると思うということ。

 

STAP細胞の研究が進んで、科学研究の最先端において正しい評価を受ける日が来ることを願い、その時には大きな益がもたらされると、肯定的に文を結んでいる。

 

このホームページは以下のアドレスで開ける。

「STAPー望みのページ」という名称である。

 

http://stap-hope-page.com/

 

 

22:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
STAP細胞 (34) 理研は陰湿な大人のいじめの温床か?

陰湿な大人のいじめ 

 

 *バス会社の信じられないいじめによって、一人の運転手が「殺された」(公的には自殺であるが)事件が報じられた。そのエッセンスを紹介したので、上の「いじめ」をクリックして読んで頂けたらと思う。

 *理研は組織を護り、理研の幹部を護るためにスケープゴートを設定して、徹底的にいじめ抜いたらしいことがどうやら事実だったらしい。バスの運転手を殺したと同じような陰湿ないじめが、理研にあったようである。公に発表される報道では決して分からない裏話が、笹井氏を殺し(自殺であるが)、小保方氏を今以て鬱状態に押し込めている原因であるらしい。

 *学校での子どもたちのいじめ問題を、子どもの問題としてしたり顔で論じている「知識人たち」は、子どもは大人の背中を見て真似をしているに過ぎないことを自覚しているのだろうか?

 

 *一段落したのだろうと思っていたSTAP細胞であるが、新しい展開が次々公になってきたので、又継続して書き続けなければならないと思わせられている。

 *小保方氏が自身で再現実験をしたが、STAP細胞が出来なかったという一件、そして、論文引き下げに小保方氏も不承不承であっても賛成したという一件、にはとんでもない裏話があったようである。

 *小保方氏を護るための組織があるらしいことを筆者は最近初めて知って、自分の不明を恥じ入っている。どういう組織かは分からないが、その人々が発表していることをじっくり読んでみようと思っている。

 

理研の組織

 *あれだけ大変な事態を経験していながら、理研は本格的な組織変革が行われなかったようである。空恐ろしい巨大な組織で、どうも自浄作用を持っていないらしい。

 *STAP細胞は無い、小保方氏がねつ造したと決めつけた理研。イギリスで、アメリカで、STAP細胞の存在を肯定する論文や特許が発表された今、彼らは何を考えているだろうか? 今のところ何の反応もしていないようである。

 

改めて笹井氏を悼む

 *どのような苦しみを与えられたかは分からないが、それでも、笹井氏が「あの苦難をじっと耐え忍んでいたら・・・」「もう一度、STAP細胞に関して、深く考える機会を与えられたであろうに・・・」と、優秀な一人の科学者の死を改めて悼む。

 *何故、耐えられなかったのだろう? 遺書も、公表されていること以上は知る由も無い。

 

小保方氏のHP

 *小保方氏がHPを日本語ではなく、英語で書いたことを批判する人がいるようであるが、それはピント外れというものだろう。彼女は、主として科学者、特に生物学の分野の人々に語りかけたいのであって、科学者は当然どの国の人であっても、英語は読めるはずだからであって、英語で書いたのは当然のことであろう。ワイドショウを賑わすためのものではないだろうからである。

 

             ******************

 

次回以降に、イギリスとアメリカの論文について、入手可能な範囲、簡単に紹介する。

また、小保方氏のHPについて、また小保方氏を護るための組織の主張、等を紹介する。

 

 

 

 
 

 

16:40 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
STAP細胞(33) 2年5ヶ月の軌跡の要約 

STAP細胞ブログ記録の総括

 

31回に亘ってSTAP細胞の経緯を追跡してブログに書き続けて、31回の最後を次のように締めくくっている。「やっと第一幕が終わった」と書き、「この事件の本当の意味の主犯は、理研という化け物」ども、弾劾している。今、起こっていることをあたかも予想していたかの如き記述である。

 

さて、31回の結語を、下記にコピーする。

 

          ****************

 

日本中を、いや世界中を引っ掻き回し、日本の恥まみれ・泥まみれにしたSTAP細胞事件は、やっと第一幕が終わった。さて、理研は本当の幕を閉じることが出来るだろうか?

 

小保方が悪い、笹井が悪いと思っていたら、日本は汚辱にまみれたままになってしまう。この事件の本当の意味の主犯は、理研という化け物であり、そこに蠢く幹部の「エライ」人々である。彼らに踊らされた小保方、笹井両氏は共犯者であると同時に、被害者でさえある。

 

あなたは自分の悪に拠り頼み、「私を見る者はない」と言う。あなたの知恵と知識、これがあなたを迷わせた。だから、あなたは心の中で言う。「私だけは特別だ。」(イザヤ書47:10)

 

人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりことだけが成る。(箴言19:21)


           ******************

 

STAP細胞、記録のタイトルと要約

 

第1回・2月1日:細胞生物学の歴史を愚弄?

第2回・3月15日:関係者たちの理解しがたい対応・著者たち、他施設の専門家たち

 *科学界、理研のゴミを掃除して欲しい。共同研究者たちは小保方氏をスケープゴートにして自分は逃げてしまいたいのが本音か?

 

第3回・3月20日:著者 / 共同研究者たちの責任・他施設の専門家たち

 *STAP細胞が本物なら堂々と主張すべし。

 *小保方氏の対応の不適切さ。あまりに幼い。

 *共同研究者の無責任・理研という組織の責任

 *STAP細胞は存在するのか?

 

第4回・4月2日:「発見は間違いない」と小保方氏:訂正論文を提出済み!

第5回・4月4日:実験ノートが3年に2冊? 論文の元の膨大なデーターはどこに?

第6回・4月9日:関係する記事を公式ホームページに公開

第7回・4月11日:存在するのならすべての記録を提出して護る責任がある!

第8回・4月14日:第三者による作製の成功。理研も認識していた!

 

第9回・4月19日:後出しジャンケンで「グー・チョキ・パー」全部を出した指導者

 *笹井氏の会見での主張・・・無責任・安全圏への逃走

  1)論文の不正を見抜ける立場になかった

  2)STAP細胞は仮説、しかし本物とする・・・「君子豹変す」

  3)論文は撤回すべき:上述の見解にも関わらず、論文撤回を支持

 

 *理研が姿勢を正して、まともな研究機関になるよう祈る

 

第10回・5月29日:本当にあるのか? 200回作製に成功したと断言。そのデーターを社会に示す責任

第11回・6月5日:論文撤回に同意した小保方氏! STAP細胞は「無い」と告白したのか?

第12回・6月5日:「オネストエラー」と「悪意のない間違い」・バベルの塔で築かれた聳える言語の壁

 

第13回・7月7日:論文二報を撤回・STAP細胞の存在確認実験に小保方氏参画

 *言われても、言われても、実験ノートを一切公開できなかった小保方氏・・・あの数枚の紙切れを筆者は実験ノートとは見なさない・・・実験ノートはないのだろうと結論せざるを得ない。となると、今彼女が実験に加わってどうなるのだろう?

 

第14回・7月26日:「論文撤回・仕方なかった」が「存在は事実」・小保方氏の発言の本当の意味は?

 *「自分の実験結果に自信があるならば撤回してはならない」と筆者は書いた。「STAP細胞が存在しているという実験結果に自信があるならば・・・」が極めて大きな前提条件であることを何度も強調した。

 *実験科学は、実験結果が正しいという大前提に立って考えるのであって、その前提が崩れたときにはすべてが崩れるのである。時間の経過と共に論文があまりにも好い加減で、もはや科学論文という定義に当てはまり得ないことまで露呈してしまったように見えてしまう。

 

第15回・7月30日:騒動は最悪の幕引きに? 弁護団は科学を軽視しすぎているのではないだろうか?

 *坂道を転げ落ちるように

  ・主要な共同著者たち、すなわち、笹井芳樹氏、若山輝彦氏、チャールズ・バカンティ氏は、最終的には論文の内容をほぼ否定した。

  ・撤回に対して科学的に反論できるデーターや、実験ノートは存在していないようである。

  ・そのために、当然の帰結として論文は信用できないだろう。

  ・理研は小保方氏を見捨て、STAP細胞を見捨てた。

  ・何とか理研の組織を護りたいという思いが強いようである。

  ・学術会議もSTAP細胞の存在をほぼ否定した。

 

 *弁護士団による弁護方針の決定的な間違い

  ・経済力のある方が勝つ。人数の多い方が勝つ。全く力づくで勝ちをもぎ取る世の中のようである。

  ・小保方氏の弁護団は、同じ手法で科学の是非を問う弁護をするつもりだったのではないだろうか? 専門領域に対する尊敬を払わない弁護士であるようである。口先だけで専門性の高い論争を勝ち抜こうとするのは、傲慢であり、無謀にもほどがある。

 

 *小保方氏が、実験記録をろくに取りもしないで勝手に論文を書いたりしたのなら、あるいは万が一にも積極的に本当にデーターをねつ造していたのなら、・・・・科学者ならば、彼女の所に行って彼女が持っている資料を見れば、その実態を見抜くのに大した時間は要らない。あの厖大な論文を書くだけのデーターがあるのかないのか、実験結果が、実験記録があるのか無いのかなど、一目瞭然である。

 

第16回・8月5日:笹井芳樹理研副センター長自殺! 自分自身を赦せなかったのだろうか?

第17回・8月8日:笹井氏の死を悼む。読者のコメント、その1・退避していれば嵐は通り過ぎたのに?

第18回・8月8日:笹井氏の死を悼む・・読者のコメント、その2・小保方氏を気遣う 親ならどうする?

第19回・8月16日:小保方氏を気遣って。読者のコメントに応答。その3・筆者が親なら(1)

 

第20回・8月28日:検証実験でSTAP細胞を作製できず。実験条件を変更して実験する?

 *問題が発覚して以来、実験ノートを開示していないという重大な一件がある。200回も作製したのであれば、200回の実験ノートと、生データーがなければならない。それを開示できないということは、そもそも実験ノートも生データーも無いのではないか、と書いた。

 

第21回・10月11日:博士号の取り消し? 筆者が小保方氏の親ならどうしたか、続編

 *政治家や弁護士の世界は、経済力、何かのコネの力、弁舌が立つかどうか、など本質とは何の関係も無いところで、勝敗が決まることがしばしばあるようである。警察や司法の世界も本来あってはならないことであるが、本質とは無関係なところで白黒の決着がつくことも珍しくないようである。

 

 *しかし、科学の世界はそれでは通用しないのである。原則、黒は黒、白は白、赤は赤であるのが科学の世界である。弁護団に科学者が加わっていないことが決定的だと何度も書いたが、筆者が親ならば自身の仕事をすべて捨てて彼女を「本当に」助けるために弁護団の一員として努めただろう。彼女を助けるとは、黒を白と言いくるめることではなく、間違いは間違いとして認め、改めること。もし、とんでもないことをしたのなら、それも白日の下に曝すこと。そして、彼女が悔い改めて、新しく出発することである。そうしてこそ、彼女は本当の意味で立ち直ることが出来るのである。

 
第22回・12月18日:遂に最悪の結末か? 200回以上成功したと宣言したのはウソだったのか?

第23回・12月21日:犯罪者扱いの実験・検証できず困惑・「大山鳴動して鼠一匹」・真相究明は?

 

第24回・12月25日:小保方氏も作製できなかった・人々に存在を信じさせ、社会を誤誘導した人々

 *世界中に大恥をかいた日本の科学界

 

 *STAP細胞の存在を人々に信じさせ、社会を誤誘導した科学者たち

  ・笹井芳樹・副センター長(故人)

   彼が公に発言したこと、書いたことはすべて、STAP細胞の存在を信じているかの如き言動であった。

   ◆STAP現象そのものはリアルなものだと思っています(3月29日)

   0賚△量簑蠅鮗婪瓩靴晋紂◆屐ES細胞の混入では)説明がつかない」と強調。説明資料を手に、STAP細胞が他の万能細胞では考えられない性質があると説明。(4月16日、記者会見)

   STAP細胞が存在しないと思ったら、共著者にはならなかった。(記者会見)

   小保方氏に宛てた遺書、STAP「実験成功させ、新しい人生を」

    末尾には「絶対にSTAP細胞を再現してください」と、STAP細胞の存在を確信した記述があった。

 

 *研究費をもぎ取らなければならない研究体制のガン

  理研の幹部は、マスコミの前で何回か頭を下げてお終いにしてしまうのであろうか? しかも、彼らは本当の謝罪をしたとは思えないのであるが・・・。どこまでも、悪いのは小保方氏、みたいなニュアンスで形だけのわびに徹しているように思える。

 

 *マスコミの前で他の人を糾弾したり、あるいは謝罪したりしていた理研の幹部たちこそ、今回の不祥事を招いた原因を作った人々であると思う。形ばかりの謝罪ではなく、本気でその罪を白状して自分の血を流さなければ決して改善されないだろう。功成り名遂げた幹部たちが、若い人々を正しい道に導くために、日本の科学の将来を危ういものにしないために、本気で取り組んで貰いたいと思う。

 

 *調査委員会の最終報告書全般について

  ある意味で冗長にも思える「丁寧さ」で記載されている。

 

 *STAP細胞は存在しないと結論

 

第26回・1月6日:小保方氏も認めて論文不正確定・真の原因追及をするべし

 *何回か書いたように一人の可愛い女性を「ヒロイン」にして祭り上げたあの雰囲気、そしてまるで芸能界のアイドルみたいな立ち居振る舞い、衣装・化粧のあり方には、理研というトップの研究所・科学研究の世界も、ここまで成り下がったかと思わされたものである。

 *しかし、真面目に研究が行われ、正直に論文を書いて、世紀の発見であったのなら、当事者がどのような風貌であれ、アイドルであれ、あるいは逆にぐうたらに見えても、ちっとも構わなかった、少なくとも筆者の見解は。

 *ただ、彼女の本気、あるいは周囲の先輩研究者たちの本気が、「科学研究」に打ち込まれていなかったからこそ、このような事態を招いてしまったのである。

 

 *データー解析・結果公表に圧力をかけて阻んだ理研

  遠藤氏、若山氏がこれらのデーターを公表することに理研は圧力をかけて、公表させなかったそうである。また、竹市雅俊センター長は、残存試料などの解析を拒む姿勢を譲らず、理研本部も論文全体の疑義の調査を拒み続けたという。理研は、情報を隠蔽するために全力を投入したようである。
 

 *責任の取り方

  理研が自浄作用を持っていないのなら、外からの力を以てでもきちんと整理し直し、責任を取らせるべきである。行われたと報じられていることでは手ぬるいと考える。本当の責任者が、きちんと責任を取るべきである。

 

第29回・2月6日: 捏造事件と指導者の自殺

第30回・2月13日: 理研の関係者処分・トカゲの尻尾切り

 *小保方氏に対する処分は、「懲戒解雇相当」(すでに退職していたため)という処分であったが、それを「電子メール」で通知したのだそうだ。理研というのは、社会常識のない、礼儀を知らない組織のようである。

 *本当の責任者は処分されず、トカゲのしっぽ切りの処分である。これで幕引きをするつもりらしい。

 

第31回・11月3日:騒動の副作用「博士論文の取り消し」

 

2016年6月末現在 

 *昨年、11月3日に、理研も早稲田大学もすべてを幕引きしたつもりだったのだろう。しかし、青天の霹靂の出来事が起こった。外国では継続して研究が行われていたという事実である。日本は、恥の上塗りをしたようである。

 *改めて調べてみると、理研の化け物ぶりは、思っていたよりももっと悪質であったようである。一方は、黒いと言い、もう一方は白いと言うほどの言い分の相違は、片一方がウソをついているか、あるいは両方ともウソを言っているかである。

 

次回、この点に関して、混沌とした裏側を少し整理してご紹介したいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

09:11 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
STAP細胞(32):ハーバード大学で特許申請。ドイツハイデルベルク大学の論文公表

STAP細胞・・・序論

 

STAP細胞について、このブログでは延々31回、様々に書き連ねてきた。2年5ヶ月前、その輝かしい発見の記者会見の直後、2014年2月1日付で、その発見について生物学者としての驚きを書いた。そのすぐ後、とんでもない疑義が持ち上がり、以後、笹井氏の自殺という痛ましい出来事、論文の取り下げ、小保方氏の博士号剥奪など、その時、その時に応答して、実に31回、昨年の11月3日まで書き連ねた。その時に、何とはなく、このままでは終わらないのではないかという漠然とした予感はあったが、彼女の将来を案じて、「しっかり立ち直って、自分が歩むべき道を見いだしてほしいと思う」という記述で稿を閉じている。

 

小保方氏はあまりにも有名になりすぎたので、金儲けをしたい人々が砂糖にたかる蟻の如く群がってきて、彼女を若しかしたら新たにもみくちゃにしているのではないだろうか? ともあれ、彼女は本を1冊出版したらしい。また、かの有名な寂聴氏と対談したらしい。彼女のこのような一つ一つの行動に、理研はピリピリしているようである。

 

日本が小保方氏一人を袋叩きしたのとは対照的に、米国ハーバード大学、ドイツハイデルベルク大学の対応は異なり、研究を続行していたらしい。そして、論文発表、特許申請を行ったことが明らかになった。

 

STAP細胞の特許出願、米ハーバード大学が世界各国で…今後20年間、権利独占も

 

STAP現象の確認に成功、独有力大学が…責任逃れした理研と早稲田大学の責任、問われる

 

彼らの特許の内容、論文の内容を紹介する前に、この2年半ほどの間にSTAP細胞事件に関して、筆者が何を考え、何を書いたかを振り返ってみることにする。

 

STAP細胞事件の記事を振り返る


STAP細胞発見という輝かしい記者会見から1年後、2015年2月に、STAP細胞騒動のまとめを2回に亘って、やや詳細に記載した。また、この時点で、「STAP細胞への道」という内容で、筆者の公式Webサイトに掲載した。さらに、「STAP細胞・ねつ造事件と指導者の自殺」というタイトルでも、この事件を紹介した。

 

STAP細胞のブログのまとめをした後で、理研は関係者の処分を発表した。そして、極めつきに一度与えた博士号を剥奪するという、最後の強烈なパンチを小保方氏に食らわしたのである。

 

小保方氏が反撃を試みているという見方をしている人々もいるようであるが、マスコミでよってたかって、あることないことをでっち上げて、小保方氏一人を悪者にすることによって理研や権力者を守ろうとしたようである。

特に、NHKや大きな新聞社が猛然と彼女に襲いかかって餌食にしてしまったらしい。

風評に乗っかって検証もしないでニュースをばらまくのは、いつものことで、しかも、あたかも事実であるかのごとく正義の御旗を掲げてあくどいことを行うので、政府や権力者に媚びへつらうマスコミは始末に負えない。

 

時間を与えられたときに、この続きを書くことにして、今回はここで締めくくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

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アメリカでの遺伝子組換え、食品表示を巡る攻防・遺伝子を細工して安全である保証は無い!
遺伝子組み換え作物(GMO:Genetically modified organism

遺伝子組み換え食品はその旨を必ず表示するよう定めている国は世界64カ国に上るが、米国では、ラベル表示を義務付ける法律があるのはバーモント州だけである。さらに、両院で共和党が多数を占めたので、「安全・正確な食品表示法」の成立に追い風となる可能性がある(遺伝子組み換え生物を使っているか否かの表示を義務づける州法を各州が独自に設けることが出来ない法律である。従って、ラベル表示を義務づける法律のあるバーモント州も、やがてラベル表示を義務づけることが出来なくなるのである。)

そして、遺伝子組み換え食品にラベル表示を求める州法成立の賛否を問う法案が、2つの州で有権者によって否決された。

地域レベルでは反対派が強いようで、ハワイ州とカリフォルニア州では、遺伝子組み換え生物の生産を禁止する条例が有権者の賛成多数で可決された。(遺伝子組み換え生物:「細菌、ウイルス、または他の動植物のDNAを用いて遺伝子を組み換えた動物または植物」と定義される。)

4日に行われた住民投票のうち、コロラド州では遺伝子組み換え食品にラベル表示を義務付ける「発議105」が大差で否決された。化学大手のモンサントとデュポン・パイオニアが1600万ドル(約18億円)以上を投じ、広告などで法案反対を訴えた結果、反対票が賛成票の2倍近くに達し、法案はつぶされた。
オレゴン州とコロラド州での住民投票は、アメリカの民主主義は金で買えることを証明していると、批判が出ている。
   *****
民主主義がしっかり根付いていない日本では、お金だけではなく、様々なもので人の心や票を手に入れることが出来る。
   *****

一方、ハワイ州マウイ郡では、遺伝子組み換え作物を一時的に禁じる条例が僅差で可決された。新条例により、GMOは環境面・健康面が調査され安全性が宣言されるまで、栽培・試験・耕作を行えない。

アメリカは遺伝子組み換え食品について、非常に寛容な国であり、日本の厳しさに抗議することもしばしばである。そのために、アメリカ人はこの件に関して完全にフリーパスになっていると思われている傾向があるが、必ずしもそうではなく、様々な意見があることが報道されている。

潮流の変化

GMO反対派は2州の住民投票で敗れたが、遺伝子組み換え食品に対する一般消費者の不信感は高まっているようだ。加えて、食品会社も注意を払うようになっている。

ゼネラル・ミルズは今年1月、シリアル食品「チェリオス」(Cheerios)のレシピを変更し、原材料から遺伝子組み換え作物を排除した。また、全米スーパーマーケットチェーンのホール・フーズ・マーケットは、2018年までに北米の店舗で販売される遺伝子組み換え製品のラベル表示を実施すると発表している。

遺伝子組み換え作物に関するアメリカの潮流は変わり始めており、この問題の核心にあるのは、市民の知る権利、そして権力を市民の手に戻すことだと、アメリカ人の本音に戻り始めているのかも知れない。 

http://mainichi.jp/feature/nationalgeo/archive/2014/11/10/ngeo20141110002.html

遺伝子組み換え食品の安全性

「遺伝子組み換え食品は、安全だ、安全だ。」と宣伝して、日本がなかなか受け入れないので圧力をかけてきている。しかし、安全であるという証拠は何も無い。短期間に毒性の検定が出来る化学薬品とは異なって、毒性の判定が出来るまでには想像を絶するほどの長期間を必要とするのである。遺伝子を組み換えて、何も起こらないはずは無いのである。DNAにはそれぞれの生命の情報すべてが組み込まれているのである。生命情報を操作して、生命になにがしかの変化が起こらない方が不思議である。それなのに、大声で「安全だ!安全だ!」と宣伝するのは、金儲け主義でしか無い。

 遺伝子組み換えにはそれ相応の危険が潜んでいるということを、いつになったらアメリカは認めるのだろうか?

  







 
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STAP細胞 (31)  騒動の副作用 「博士論文の取り消し」
早稲田大学、小保方氏への博士号取り消し(2015.11.2)

世界中の大騒動をもたらしたSTAP細胞事件:STAP細胞自体に関しては終止符は打たれている。データーの捏造の上に、それを覆い隠すだけの才覚も無かった杜撰な事件であった。そして、今、小保方氏の博士号自身を取り消す決定を早稲田大学は下した。

「再提出を求めていた博士論文の訂正作業が1年間の猶予期間内に完了しなかったため、論文未提出で博士課程を退学したという扱い」である。記者会見した早稲田大学総長は、「博士論文の無い学位(博士号)が存続する状態を続けることは出来ない」と判断したことを説明した。そして、「一番信用を失ったのは学位を与えたことだと思っている」と明言した。確かに、博士号の値打ちはがた落ちに落ちている。とにかくまともな審査もしないで学位を与えてしまったので、今、修正論文を見ても博士号の値打ちがあるとは判断できないということなのだろうか。

小保方氏、大学の判断に反論

「今回の決定には失望」、前回の学位は「正式な審査過程を経た上で授与された」ものであるのに、同じものを修正したのに、それは「博士に値しないとすることは、前回の授与時判断と大きく乖離することであり、指導過程、審査過程の正当性・公平性について大きな疑問がある」と、つまり2回の審査基準が大幅に変更になっていると不服を言い立てた。

審査教官から「博士として認めることの出来ないのは一連の業界の反応を見ても自明」というコメントがあったことにも、学術的な理由とはかけ離れ、社会風潮を重視した結論であると異論を申し出ている。

STAP細胞の筆者のブログ記録

STAP細胞に関しては筆者は非常な関心を抱き、最初の発見の記者会見以来、時々刻々新しい情報と見苦しい渦が巻き起こる中、このブログで30回に亘って記載してきた。最初の記録は、2014.2.1である。その一部を下に抜粋する。

「過去数百年に及ぶ細胞生物学の歴史を、あなたは愚弄するのか?」

と厳しい叱責を受けたこと。このようなコメントが出てくるのは、当たり前のことであることを記載した。』
びっくり仰天、青天の霹靂の生物学の常識を打ち砕く報告であったのである。彼女の記者会見は極めて、可愛らしく、又真摯な発言に思われた。

『彼女は「誰も信じてくれないので、止めてやろうかと思ったことも、泣き明かした夜も数え切れない。今日1日だけは頑張ろう、明日1日だけは頑張ろうと思って続けて来た」と言っている。』

この発言を聞いたときには、筆者はもちろんウソであるなどとは夢にも思わず、非常に好意的に受けとめた。この発言は、その後の経緯を思い起こし、また、まともな実験ノートさえ存在していないことを思い起こすと、一体何を以て夜も眠れないほどの苦しい時間を過ごしたというのだろう。

『ある生物学者は、「生物学の常識外れ。あり得ないことを見てしまったという感じです」と言っており、筆者も全く同じ思いである。それくらい生物学の常識では理解出来ない発見であったのであり、生物学者の筆者は科学の発展の速さと、その進み行く道におののきさえ覚える。』

筆者は、あの時点で、この発見にひっくり返るほど驚いたのは事実であるが、疑ってはいなかった。それどころか、この発見に拍手を送っていたのは、以下の記述にも見て取れるだろう。

『発見した若い研究者は、STAP細胞について次のように言い、冷静に見つめているのが解る。

 「実際に実験している私は、将来的にiPS技術との関連性の議論は早すぎる段階と、感じている。数十年後、100年後の人類社会への貢献を意識し研究を進めていきたい。」

さて、STAP細胞の記者会見から捏造が露見し、論文を取り下げに至るまでの事件の経緯を思い起こすと、彼女の上述の発言は彼女の内側から出てきた発言では無かったという気がする。これだけの発言が本気で出来た人間が、中学生の実験ノートとしか見えない紙っぴれを振りかざすようなぶざまな真似は出来るはずが無い。いや、大体、あのような実験ノートしか取れないような幼稚な実験者が上述のような発言が出来るとは思えないのである。彼女の周囲にいた指導者の発言を繰り返したに過ぎないのだろう。

小保方氏の将来を杞憂する

他人の論文をコピーし、実験結果を捏造し、中学生の実験ノート以下の紙っぴれを実験ノートだという錯覚に陥ってしまうような、本当に可哀想ではあるがレベル以下の諸々の言動である。こうして世界中を引っ掻き回しておきながら、博士号取り消し決定に対して、またまた波紋を起こそうとしている。

そして言っている。
「私の研究者の道は不本意にも門が閉じられてしまいましたが、いつか議論が研究の場に戻る日を期待し、今回再提出した博士論文や関連するデータは年度内をめどに随時公開して参る所存です。」

「STAP細胞はありまーす!」と可愛らしい声を上げ、実験ノートはあります、データはありますと言いながらその提示は無く、挙げ句の果てに捏造であったと結論付けられて、日本中に、そして研究者仲間では世界中にこの醜態は知れ渡ったのに、一体研究者の道が残されているとでも思っていたのだろうか? データを捏造した人物として、余りにも有名になりすぎたのである。

彼女は優秀な頭脳を持っているのだろう、多分。しかし、研究者であることの幾つかの必要条件のひとつに過ぎない。優秀な頭脳以上に、遙かに必要な条件があるのである。そして、それを持ち合わせていないことが、明らかになってしまった。今、新たに足掻き回らずに、新しいすばらしい道を見つけ出して欲しいと思う。研究者として生きて行くためには博士号はあっても良いが、その他の人生に於いては、博士号は邪魔にしかならない、下らないゴミである。

しっかり立ち直って、自分が歩むべき道を見出して欲しいと思う。







 

 
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