2011年聖書と科学カンファレンス 講演要旨(担当分)
2011年 聖書と科学カンファレンス(8月16日-19日/立山 開催)で担当をする
講演内容の要旨です。祝された時になるようにお祈りいただければ幸いです。
 
「脳死は人の死か?」 

講演 一般向け(16日夜) 安藤和子

医学・外科技術の進歩には目を瞠らせるものがあり、それに伴い臓器移植が脚光を浴びるようになった。私たちは他人ごととして見過ごすことがもはや出来なくなり、真剣に考えなければならない時代に突入している。大学の「生命科学」の講義で、生物学的生命、死について学ぶ延長線上で、人の死、脳死、そして臓器移植の問題を学生たちに考えさせ、アンケート調査の実施を課題として与えた。240人を超える人々の回答を整理すると、興味深い結果が得られた。統計的視点に立って整理した上でのアンケート調査ではないが、それでも、脳死と臓器移植を新たな目で考えるための材料になるかも知れないので紹介する。


「熱ショックタンパク質 主が備えられた防御機能」

講演 専門的内容 (17日 科学者カンファレンス)安藤和子

昨年、複雑なタンパク質の立体構造を作り上げる「折り畳み機」の機能を持っているシャペロンのことに少し触れたが、今回は、このシャペロンの熱ショックタンパク質(HSP)(ストレスタンパク質)としての特別な働きについて学ぶ。細胞が熱、感染、炎症、活性酸素など様々なストレスに曝されると、一群のHSPが細胞内に誘導されて細胞を防御する。生物は生命活動を健全に行うように、全体として統括されているが、一部に支障が生じたときに速やかに復元するホメオスタシス機能が備えられている。このHSPもホメオスタシス機能を支えるタンパク質群である。熱ショックタンパク質療法として、脚光を浴びているので知っている人もいるだろう。
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安藤和子 文 / 神谷直子 絵
800円(定価)

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