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マララ・ユスフザイさんのノーベル平和賞に思うこと・女性の「教育と自立」なくして幸せはない
世界中が・・・多分ほとんどの良識ある人々は、この少女にノーベル平和賞が授与されるニュースに大拍手を送ったのではないだろうか。平和賞は時には多分に政治的で、眉をひそめるような「平和賞」もかつては結構あった。
今回も、余りに若すぎることと、今後、銃弾のターゲットになるのではないかという心配を拭いきれないことなどがあって、そういう懸念から賛成しがたいという見解を漏らす人々もいるようであるが・・・

彼女の堂々とした演説には、度肝を抜かれた。こんなにも優れた、輝いている女性が、教育を受ける自由さえ得られない彼の地で、どのようにして成長することが出来たのであろうか?

彼女に銃弾を浴びせた、獣以下のひとつかみの狂気。ただ、もはやひとつかみと言っておられないほど勢力を増しているのは何故だろうか?
人類は、70年前の狂気を覚えている。人間はあれほどに気が狂う生き物であるということである。 社会的状況も、その背景も、形態も異なりはするけれども、狂気という意味では同じである。そして、その狂気はかつてドイツで怒濤の如くに荒れ狂ったと同じように、今イスラム過激派は狂気の限りを尽くして荒れ狂っている。

マララさんにノーベル賞を与えて、今後彼女を守り通せるのであろうか? 多少とも心配である。平和賞を与えておきながら、世界が彼女を守れなくてどうしよう。どんなことがあっても、彼女を護り、育てていかなければならない。遙か遠くから、秘かに彼女にエールを送る。

彼女の希望は、極めてささやかで当たり前に叶えられなければならない要望である。
女性がかなり活躍している欧米のみならず、余りにもかけ離れて遅れている日本人さえ、彼女の要望は当たり前だと感じ、そして女性たちを虐げるイスラム教の一部の人々を「間違っている」と考える。そして、自分たちは女性を虐げていないと誤解している。安倍首相は、「女性の力を」とか、「活き活きと女性が活躍できる社会に」とか、ぬけぬけと言っている。彼が人気を持続するためには、ただの素振りであってもこういうことを見せなければならない世の中にだけはなっているということであろう。

しかし! 女性に対する拭いきれない差別意識が、この日本の社会に脈々と息づいているから、女性の社会進出、自立がこんなにも遅れているのである。確かに、形に表れる迫害はパキスタンほどではなくても、心のありようはどれほどの違いがあるのであろうかと、ふと思わざるを得ない小さな差別は日本国中に満ち満ちている。

女性たちの受難は、やはり男性には分からないものらしいと、つくづく思う。例えば、日本ではそういう差別はないと豪語する男性は山といる。安倍首相があのように言うのは、彼の政治家としての配慮であって、本音はどこにあるかは分からない。だから、閣僚たちが次々と暴言を吐く。「失言」と言うけれど、多くの失言は実は本音がポロッと漏れたということであろう。
この間も、「産まない方が問題」と発言した元首相がいたなぁ・・・うなるほどの財産に囲まれて、広大な土地と豪邸に住んでいる閣僚たちには、庶民のことは分からない。ましてや、庶民の女性たちのことなど全く分からないのであろう。何故なら、本気で分かろうとしないから、人々の中に入っていかないからであろう。日本の社会の時代遅れは、甚だしいものがある。

マララさんのことは、程度は大いに異なりはするけれども、思想に於いて日本女性の苦難と相通じるものがあるのである。

何故世界中で、女性への差別、虐げが横行して収まらないのであろう。
筆者自身も、若い日に有形無形の差別、無言に押し寄せてくる迫害・差別・偏見に苦しんで仲間と共に戦った。また、差別どころかそれ以下の迫害に、売春のために「売られる」タイの少女たちを助けるために、教育を受けるための助けをしようと一緒に運動したのは4〜50年以上も前のことだろうか。教育を受ける機会を与えられた少女たちは、次々と自立し、理不尽な人買いの魔の手から逃げることが出来るようになったことを覚えている。

マララさんが力説するように、教育はやはり解放のための第一歩である。今回は、マララさんに大拍手を送るということを書くに留めてともかく筆を置く。
女性の参政権や教育を受ける権利について、改めて稿を起こして書きたいと思う。
 
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