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STAP細胞 (27) : ブログ記録のまとめ・その1 第1回2月1日から第15回7月30日まで
【はじめに】
 
20141月末、世界中を驚かせ、沸き立たせたニュースは、僅か2週間で早くもボロが暴き出された。それから1年、その迷走ぶりを実に26回に亘って紹介してきた。その1回ずつを簡単に要約して振り返ってみようと思う。本項では、第1回・2月1日から第15回・7月30日までをまとめる。
 
次々と事件が起こって大小様々な刺激があり、世の中は目まぐるしく移り変わるので、人々の関心はどうやら長続きしないようである。まして、多少とも専門性を帯びているような赴きがあり、ある特定の人々だけの大事件であるかのように見なされかねないSTAP細胞事件は、もう忘れ去られようとしているのかも知れない。しかし、世界中に日本の醜態をさらけ出した大事件をよもや忘れてはならない。
 
研究者3000人、年間830億円の国民の血税を湯水の如くに使っている理研は、大改革がなされなければならないのである。日本は豊かだと錯覚して貰っては困る。その日の食にも困っている人々、病院をたらい回しされる日本の国、「孤独死」などという言葉が定着するような情けない国であることを忘れてはならない。そのように物質的にさえ貧困な日本の国は、理研の横暴な、人を人とも思わないような無駄使いを放置できるような余裕はない。そういう意味で、STAP細胞事件について記した26回を、要約して復習しておきたいと思う。興味がある方は、それぞれの記事に戻って貰えれば詳細な記述を読むことが出来る。なお、ホームページには、最初の頃と、最終の締めを記載した。
 
STAP細胞記事】
 
第1回・2月1日:細胞生物学の歴史を愚弄? 
生物学者にとっては理解の範囲を超えた方法であり、青天霹靂(へきれき)の結果
気でも狂ったのかと一般的には思われる出来事。
 
第2回・3月15日: 関係者たちの理解し難い対応・著者たち、他施設の専門家たち
この機会を捉えて科学界、理研のゴミを掃除して欲しい。共同研究者たちは小保方氏をスケープゴートにして自分は逃げてしまいたいのが本音か。彼女を変な庇護下に置かないで正しく護り、科学者として自立した将来を歩めるように配慮して、育てて欲しい。
 
第3回・3月20日:著者/共同研究者たちの責任・他施設の専門家たち 
STAP細胞が本物なら堂々と主張すべし。科学研究を歪めないで!
 
筆者の見解
この発見は生物学者がびっくり仰天する出来事であったという認識が、小保方氏にも他の共同研究者にも、もしかしたら無かったのではないだろうか? 生物学の基礎的な知識がしっかりと築かれており、それが血となり肉となって、生命の本質をしっかりと捉えていたならば・・・。さらに、最初に論文を投稿した時に「あなたは細胞生物学の歴史を愚弄するのか」という叱責に真剣に耳を傾けていたならば、このような醜態を全世界に曝さなくて済んだのではないだろうか?
 
*小保方氏の対応の不適切さ。余りに幼い
*共同研究者の無責任・理研という組織の責任
STAP細胞は存在するのか?
 
第4回・4月2日:「発見は間違いない」と小保方氏:訂正論文を提出済み! 
 
第5回・4月4日:実験ノートが3年に2冊? 論文の元の膨大なデーターはどこに?
 
第6回・4月9日:関係する記事を公式ホームページに公開
 
第7回・4月11日:存在するのなら全ての記録を提出して護る責任がある! 
 
第8回・4月14日:第三者による作製の成功:理研も認識していた! 
 
第9回・4月19日:後出しジャンケンで 「グー・チョキ・パー」 全部を出した指導者

 

*笹井氏の会見での主張・・・無責任・安全圏への逃走
1)論文の不正を見抜ける立場になかった
   最後の2ヶ月強で参加したに過ぎない、◆\こΔ亮禹海気鵑研究リーダーであり、間違うはずがない。 直属の部下ではなかったので、ノートを見せなさいと言えなかったので、不正を見抜くことは出来なかった。
 以上が不正を見抜けなかった笹井氏の申し訳である。しかし、同じ科学者として、また一人の成熟した社会人としてこれは無責任な発言である。
 
2)STAP細胞は仮説、しかし本物とする・・・「君子豹変す」
STAP細胞 ・・・ STAP現象 ・・・ を証明するデーターが存在している
STAP現象は事実であると考えなければ理解出来ない観察事実がある。
STAP細胞の動画が撮影されており、あの動画は全自動撮影であり、改ざんは出来ない。
混入が疑われたES細胞よりSTAP細胞は小さく、区別が付く。
ES細胞では出来ないマウスの胎盤が出来た。
 STAP細胞の存在を証明するデーターとして以上の理由を挙げた。しかし、STAP細胞という言葉を避けて、STAP現象という言葉に後退したのは、仮説であると言ったことと連動している。
 
3)論文は撤回すべき:上述の見解にも関わらず、論文撤回を支持
 
*理研が姿勢を正して、まともな研究機関になるよう祈る 
 理研幹部の記者会見や、笹井氏の記者会見のように自己保身に終始するのではなく、この際理研の膿をしっかり出してしまって、早く正しい研究機関として立ち直ることを祈る
 
第10回・5月29日:本当にあるのか? 200回作成に成功したと断言。そのデーターを社会に示す責任 
 
理研の権力者側だけではなく、弁護団が取り囲んでいる小保方氏側もまた、この問題に対して必死になって「肩すかし」を食らわせようとしている。小保方氏の幼さを何度も何度も指摘しているが、どのように返事をするべきかを知らないように見える。知っているのにデーターを公表しないのは、そもそもデーターがないのであろうと疑われても致し方あるまい。  

 
第11回・6月5日: 論文撤回に同意した小保方氏! STAP細胞は「無い」と告白したのか? 
STAP細胞が本当に存在するのなら、不手際を指摘された時以降の彼女の、そして共著者たちの行動はまことに不可解である。そして、それに輪を掛けて不可解なのは、今回の論文撤回の決心である。
論文撤回をするということは、「そもそもSTAP細胞は初めから無かった!」ということを白状していると見なされることが分かっているのだろうか? この発見は総て無かったものとして取り扱われる。
 
第12回・6月5日:「オネストエラー」と「悪意のない間違い」・バベルの塔で築かれた聳える言語の壁
 
第13回・7月7日:論文二報を撤回・STAP細胞の存在確認検証実験に小保方氏参画 
言われても、言われても、実験ノートを一切公開できなかった小保方氏・・・あの数枚の紙切れを筆者は実験ノートとは見なさない・・・実験ノートはないのだろうと結論せざるを得ない。となると、今彼女が実験に加わってどうなるのだろう?
 
第14回・7月26日:「論文撤回・仕方なかった」が「存在は事実」・小保方氏の発言の本当の意味は?

論文の「好い加減さ」がここまで露呈する前のことであるが、「撤回することは,間違いであったと自ら告白することになるから、自分の実験結果に自信があるならば撤回してはならない」と筆者は書いた。「STAP細胞が存在しているという実験結果に自信があるならば・・・」が極めて大きな前提条件であることを何度も強調した。
実験科学は,実験結果が正しいという大前提に立って考えるのであって,その前提が崩れた時には全てが崩れるのである。時間の経過と共に論文が余りにも好い加減で、もはや科学論文という定義に当てはまり得ないことまで露呈してしまったように見えてしまう。
 
第15回・7月30日:騒動は最悪の幕引きに? 弁護団は科学を軽視し過ぎているのではないだろうか?

*学術会議による裁断
改革委員会が「STAP細胞研究全体が虚構であったのではないかという疑念を禁じ得ない」と指摘し。また理研の組織の欠陥を批判し「指導層に大きな過失責任があった」と指摘しているのは説得力があると、学術会議は評価している。
 
*坂道を転げ落ちるように
主要な共同著者たち、すなわち,笹井芳樹氏、若山輝彦氏、チャールズ・バカンティ氏は,最終的には論文の内容をほぼ否定した。
・論文は白紙撤回された。
・撤回に対して科学的に反論できるデーターや,実験ノートは存在していないようである。
・そのために、当然の帰結として論文は信用できないだろう。
・理研は小保方氏を見捨て,STAP細胞を見捨てた。
・何とか理研の組織を護りたいという思いが強いようである。トカゲの尻尾切りを出来ないものかと,当初は相当模索していたようであったが,どうやらその可能性が低くなってきた。
・学術会議もSTAP細胞の存在をほぼ否定した。そして、このような大醜態を演じた理研を厳しく糾弾している。
 
*弁護士団による弁護方針の決定的な間違い
経済力のある方が勝つ。人数の多い方が勝つ。全く力づくで勝ちをもぎ取る世の中のようである。
小保方氏の弁護団は、同じ手法で科学の是非を問う弁護をするつもりだったのではないだろうか? そんなことが通用するはずはないのであるのに、それに気が付かなかった。専門領域に対する尊敬を払わない弁護士であるようである。口先だけで専門性の高い論争を勝ち抜こうとするのは,傲慢であり、無謀にもほどがある。
 
小保方氏が,実験記録をろくに取りもしないで勝手に論文を書いたりしたのなら,あるいは万が一にも積極的に本当にデーターを捏造していたのなら,・・・・科学者ならば、彼女の所に行って彼女が持っている資料を見れば,その実態を見抜くのに大した時間は要らない。あの厖大な論文を書くだけのデータがあるのかないのか,実験結果が,実験記録があるのかないのかなど,一目瞭然である。あの特殊な専門分野の科学者でなくても,生物学のしっかりした知識を持っている科学者なら判断できるのである。そして、あんなにみっともない「ノートと称した紙片」を大衆の目に曝さなくても済んだのである。
 
人々に叩かれて息も絶え絶えボロボロになって、今結論づけられつつあるところへ到達するのではなく,問題が指摘された直後、もっと早い時期に、自分から非を認めて詫びることだって出来たのである。確かに悪いことをしたけれども,それを自ら告白し,悔い改めることによって,自分自身も傷が浅くて済んだ。そして、日本の科学会の傷も浅くて済んだ。
 
15:58 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark
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