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STAP細胞 (30) : 理研の関係者処分・トカゲの尻尾切り
理研の懲戒委員会は、一連の事件について処分を発表した。

懲戒委員会の判断

小保方晴子・元研究員は、「懲戒解雇相当」と判断したが、彼女は昨年12月に退職しており、実際の処分はできない。理研は小保方氏に対し、刑事告訴や不正に関係した研究費などの返還請求を検討していることを明らかにした。


小保方氏には10日、電子メールで通知した。

竹市雅俊・元センター長(現CDB特別顧問)は、管理上の不備などを理由に同規定の5段階の処分で最も軽い「けん責」
若山照彦・山梨大教授は出勤停止相当と判断し、理研客員研究員の委嘱を解いた。丹羽仁史・理研チームリーダーは懲戒処分ではない文書による厳重注意とした。自殺した笹井芳樹・元CDB副センター長は、どの処分に相当するかを判断したが、理研は「故人のため公表を控える」としている。

研究費返還請求などについて、理研は1〜2カ月で対応を決める方針だそうである。

小保方氏には10日、電子メールで通知

さて、小保方氏への処分を厳しいと見るか、甘いと見るかは、人によりそれぞれの判断が異なるだろう。実際には何があったのか、第三者にはほとんど知らされていないという気がする。小保方氏がどれ位の不正や捏造をしたのか、その捏造に共著者たちがどのような関わり方をしたのか。事件発覚後、彼らは何をしたのか。

小保方氏はもう退職しているから、処分は実質的にはどういう影響もないと、考えるだろうか? しかし、名目上は「懲戒解雇」である。精神的打撃はやはり相当なものだろう。しかも、多分「
刑事告訴」研究費などの返還請求を検討している旨も、・・・ マスコミを通じて発表されていることでもあり・・・ 恐らくは一緒に通知されたと思われる。

この通知が、電子メールでの通知である。まるで、礼儀知らずの今時の若者の振る舞いである。この記事を目にしたときには、驚き呆れて声も出なかった! 
理研ともあろう組織が、かつての職員への処分の通知を、電子メールで通知とは!!
このような重大な通知は、然るべき書式による正式の公式文書として、処分を出す組織の長の名前がきちんと書かれ、公式の印鑑が押されている、そのような公式文書であるべきである。

本当の責任者が誰も処分されない、解決を避けた幕引き
                                ・・・トカゲの尻尾切り


上に書いたように処分の評価はし難いが、「しかし!」である。

昨年10月に給与の一部自主返納を決めた野依良治理事長と理事5人については、経営上の責任は既に果たしているとして、公的な形で何も処分されないことにした。社会的な影響が大きかった問題であることもあり、この判断には大きな疑問を感じる

こうして、「世界3大研究不正」と目されるこのSTAP細胞捏造事件を、実質的な処分をしないで幕引きにするようである。

この事件が起こる以前に、理研のドロドロした体質を作り上げ、研究者たちを可哀想な馬車馬、研究者という美名を冠した奴隷にしてしまった責任はどのようなものであるのか? 本当はこの人たちが事件全貌に於いては主犯なのではないだろうか? 小保方叩きを過熱化して、言うならトカゲの尻尾切りをして、主犯をものの見事に逃亡させた理研の手際は見上げたものである。


理研が検討している小保方氏への研究費の返還請求も、退職者への請求方法や、対象者が返還を拒んだ場合の手続きに明確な規定はないそうである。しかしながら、研究費の返還を小保方氏一人に求めるとしたら、余りにも筋違いという気がする。公費を使って研究したのであるから、このような事件を起こした責任者全員で返還すべきであって、それを小保方氏一人に負わせようという意図なのであろうか? 権力者は常に弱者に責任を取らせて、自身は逃げてしまうものである。悪いことをしても、権力者は、その権力と知恵を使ってあの手この手を駆使して結局は逃げてしまう。

次の例でも、余りマスコミでは取り上げられていないが、やはり犯人は上手に逃げてしまったようである。


昨年12月に調査の最終報告がまとまった東京大分子細胞研究室を巡る論文不正では、不正認定された教員6人全員が退職。退職金を受け取り、別の大学の教授に就いた人もいた。

科学者がいつの日かこのような不正をしないで、本当に科学的真理探究の意欲に燃えて真摯に研究できる日が来ますようにと願ってやまない。






 





 















 
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