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英ノーベル賞科学者の女性差別的発言・・・心にあることを話す「女性が研究室にいると困る」
ノーベル賞学者の失言?本音?

科学の世界に女性を増やそうという趣旨で開かれた科学ジャーナリスト世界会議で、ノーベル生理学・医学賞を受賞したティム・ハント氏(72歳、写真、Wikipedia)が、女性への差別発言をしたことにより、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の名誉教授職を辞任した。
ノーベル賞を受賞(2001年)したのは、細胞分裂周期を制御している制御因子を発見したことによる。

彼は「女性が研究室にいると困る」と発言し、その理由は、女性が研究室にいると「周囲の男性が恋をする・女性が恋をする・女性を批判すると泣かれる」ということだという。今の世の中は情報、特にミーハー的、ゴシップ情報はあっという間に世界中を駆け巡る。この件もツィッターを通じて世界中に拡がり、当然のことながら批判が巻き起こった。彼は「軽い気持ちだった」等といって謝罪して釈明したそうで、そのためにさらに批判を浴びることになった。

彼は一体何を言いたかったのだろうか? 健康な男女が同じ研究室、同じ職場で仕事をしていれば、恋が芽生えても不思議はないし、それこそが健康な社会である。それを否定的な見方をしているということが異常である。「女性は(職場で)泣く」というコメントは、一般論として間違っていないだろう。そして、「泣く」という武器は、他のどんな武器よりも強く役に立つ。だから多くの女性は、軽蔑されているとは知らないで、勝つためにこの武器を使うのだろうか? 実際、この武器を振りかざされると立ち向かう術は無く、泣かれないようにするために、問題があっても大目に見るし、時には完全に目をつむってしまう。当然、「泣く」人には重要な仕事は任せられないことになってしまう。この学者がどういう体験を持っているかは知らないが、このことに強い批判を持っているのであれば、「軽い気持ちだった」などと釈明するべきではない。「泣く」という武器に対する批判を堂々と繰り広げるべきであった。
もっとも、この頃は女性も自立してきて、泣く人は少なくなっているという気がするし、逆に男性が簡単に泣くようになっている。女性であっても男性であっても、「泣く」という武器は強烈である。

女性解放運動の建て前と心の中に渦巻く本音

変なことを言った後で、「軽い気持ちだった」「そんなつもりは無かった」「心にも無いことを」「思わず口が滑った」等々と申し訳を聞くことがあるが、こういう「心にもない」と言い訳をしなければならないような発言こそが、本音を吐露していると思われる。準備不足で発言するときにこそ、普段、隠している本音が外にほとばしり出てしまうということだろう。

世の中は、女性蔑視・差別は今以て活き活きと活躍しており、「女性を自由にする、女性差別を廃止する、女性に活躍の場を与える」とかという「建て前・勇ましいかけ声」のもとに人々はこういう「女性解放運動」を展開している。しかし、当事者の本心は別のところにあることが多く、心の中のドロドロした本心は、ふっと気を抜いたときに出口を見つけ出して、この学者同様に世の中にボロを曝してしまう。

マタイの福音書12章34〜36節
まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、どうして良いことが言えましょう。心に満ちていることを口が話すのです。良い人は、良い倉から良い物を取り出し、悪い人は、悪い倉から悪い物を取り出すものです。わたしはあなたがたに、こう言いましょう。人はその口にするあらゆるむだなことばについて、さばきの日には言い開きをしなければなりません。


豊かなために差別に鈍感になっている女性たち

かつて世界は、日本は貧しかった。貧しいために弱いものたちは虐げられていた。苦しめられると、虐げられていることに気が付く。かつて女性たちは解放のために、自立のために戦った。25年も経てば、世界の、日本の女性は余程社会で自立して、活き活きと生きるようになるだろうと期待した。確かに、25年前に比べれば、家に籠もらず社会で働く女性の割合は増大したし、また、重要な地位・立場に立って重要な任務を果たしている女性の割合も増えた。しかし、英国人ではあるがこの学者の例は特別ではなく、社会の底辺にじっくりと染み付いた心を映し出しているのである。

女性が虐げられて差別を受けている社会では、男性もまた自立できないし不幸である。そのことが、この頃少しずつ理解され始めている。家庭で男性(夫、父親)が孤立している例が少なくないという。そして、定年を迎えた後、働く場を奪われた男性は、何をして良いか解らないという状態に陥り、不思議な生命を生きていることも決して少なくない。家族のために働いていると錯覚し、ただの働き蜂として自己満足の中で定年まで勤めた後に、自分の居場所が世界中どこにもないことに気が付く。自分の命が尽きるまで妻が生きていたらいたで、邪魔者扱いをされて孤独をかこち、かといって、妻が先に死んでしまうと自立していない男性は、命の火が燃え尽きてしまう人も多い。

愛されてこの世に命を頂いた私たち

この末の世、人間は、男性も女性も、自分を創って下さった絶対なる全能の神を離れて我が儘気儘に生きるようになったので、糸の切れた凧のようにフラフラとあてどなく彷徨っている。空しい命を持てあまし、収めようのない空しさや苛立ちの矛先を周囲の弱いものに向ける。人間は自分の命の由来を悟り、生きていることの本当の意義・目的を知り、絶対なる方の愛を知り委ねきってこそ、喜んで生きることが出来るのである。自分の空しさ・辛さ・やりきれなさを周囲の弱いものにぶつけるようなことは影を潜めるであろう。科学の世界で功成り名遂げた学者が、あのような情けないドロドロの思いを内に秘めて、息も絶え絶えに生きて行くようなことは起こらないだろう。











 
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