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講演会ご案内: 人間としての尊厳を全うする葬送・自然葬・・土に、自然に還る自然葬
講演会:「自然葬:人間としての尊厳を全うする葬送」

「葬送の自由をすすめる会」の交流会で、上記のタイトルで
筆者が講演する。
自然葬に関する情報や、本会の紹介、交流会の後の懇親会などが計画されている。
会員でなくても、関心のある方の出席を歓迎する。
詳細な情報は、一番最後に記す。 


「葬送の自由をすすめる会」

特定非営利活動 (NPO) 法人「葬送の自由をすすめる会」が発足したのは、もう30年も昔のことだと思う。
次々と山林が造成されて墓地に変わっていき、自然が破壊されるのを憂えた発起人が、環境保護という視点からこの運動を始めた。そして、遺骨をほぼ完全に粉末状態、すなわち遺灰にして、海にあるいは山に還す、すなわち自然に還すということで「自然葬」と命名した。それは、遺灰を海や山にただ撒く「散骨」という思想ではなく、どこまでも自然に還す、あるいは還る、自然葬なのである。

当時、こうした葬送の方法は違法であるという間違った宣伝が行われ、この運動は様々な形の妨害を受けた。しかし、もちろん、自然葬は違法ではなく、節度を持って正しく行う限り法律に抵触することではない。この団体の地味な活動の結果、散骨が少しずつ社会で認められるようになるにつれて、営業を目的とする業者が参入してきて、私たちが進めてきたボランティア活動とは大幅に異なり、事態は複雑になっている現状がある。

「葬送の自由をすすめる会」に入会した人々の考えは様々であるが、いわゆる墓に葬られることを是としないという点に於いて一致している。会員の過半数の人々は環境保護の視点でこの運動に参加していたようであるが、必ずしもそのような考えばかりではなく、一致していたのは「葬送の自由」ということの一点である。

ちなみに筆者は、21年前からこの会に参加し、時間を割く余裕があった頃は世話人として運動を推進するために働かせていただいていた。しかし、この10年近くは多忙を極め、この働きに注ぐ余裕が全く見いだせないで、時間・思索の優先順位を後退させざるを得なくなった。
筆者の視点は当初から環境問題に重きを置いていたのではなく、「土に還る自然葬」という哲学的思索が中心であった。人の尊厳を大切にし、人として生まれ、いのちを美しく生きて全うし、そして最後に自然に還るという死生観に基づいてのことである。もとより林野を次々と犠牲にして墓を造る行為には大反対であるのは言うまでもないが、それが主眼ではなかった。

人間の尊厳が踏みにじられた社会

人間の命が軽んじられ、病気の治療も金次第、権力次第、そして大切に扱っているという建て前で様々なチューブに繋がれて、人生の最期を迎えさせられる。人間の尊厳が踏みにじられ、死亡すると、まるで物体ででもあるかのように粗雑に扱うことに慣れてしまっているのではないだろうか。

重々しく儀式的な葬儀を行って、あたかも死者を心から弔っているかの如き形を整えても、葬儀は生き残った人のための行事であり、死者のためではないことが多いのではないか。そして、火葬場で何が行われているか、その真相をどれ位の人が知っているだろうか? 火葬場では、遺骨の一部を骨壺に収めるが、残りは全て「産業廃棄物」として、ガラガラと捨てられるのである。それなのに、骨壺に収めた遺骨の一部を大切にし、拝みさえする。一部を拝み、大半を産業廃棄物にして、どんな矛盾も感じない平気な頭脳はどうなっているのだろう。

そして、現在、遺骨を陶器の骨壺に入れて、それをコンクリートで固めた墓に入れると、大切に墓が「世話」をされている限り、皮肉にも、まず永久に土に還ることは出来ない。50年後、100年後、墓を掃除する (守る)人がいなくなり無縁墓になった時、日本人は今よりもっと形式主義に陥っていて、順番に墓を掘り起こして潰してしまうかも知れない。

0葬という思想

10年近く一会員として漫然と過ごしている間に、会長が二代目になり、時代の流れがあるかも知れないが、「0葬」という似て非なる思想へと、会は大きく舵を切った。

遺骨をどう扱うか、土に・自然に還すと同じように言っても、その心は均質ではない。しっかりした哲学に基づいて行う人と、環境問題が先に立って、肝心の人のことは念頭にない人と、もっとひどい割り切りをして、骨の棄て場所と考える人さえいる。

昔の「姨捨の思想」が、日本の社会に入って来ているのではないかと心配である。

「葬送の自由をすすめる会」関西支部の会員交流会

日時:2015年10月17日 (土)   14時〜16時30分 (13時30分開場)
場所:難波市民学習センター(第一研修室) 大阪市浪速区湊町1−4−1 OCATビル4階
   地下鉄難波駅、JR・私鉄難波駅下車すぐ  御堂筋線・四つ橋線・千日前線「なんば」駅
   
内容  ー己紹介
   ◆ 屮ぅリスの自然葬の様子」 キム・セッピョル (支部世話人)
    「自然葬:人間としての尊厳を全うする葬送」 
     安藤和子 (会員・生物科学者・京都インターナショナル大学名誉教授)
   ぁ 峅颪慮従とこれからの関西支部を考える」 吉田 (支部長)
   ァー禅娠答

参加費 会場費として500円の負担をお願いします。
連絡先 石川義紀 携帯電話 090−8790−3008  
            e-mail: jpzsephmx3fxiskw@yahoo.co.jp
懇親会 交流会の後、懇親会。参加希望者は山蔦勲まで申し込む(締め切り10月14日)
    山蔦勲メールアドレス isaogm@gmail.com     携帯電話 090−5256−4723
 














 
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安藤和子 文 / 神谷直子 絵
800円(定価)

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