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STAP細胞 (31)  騒動の副作用 「博士論文の取り消し」
早稲田大学、小保方氏への博士号取り消し(2015.11.2)

世界中の大騒動をもたらしたSTAP細胞事件:STAP細胞自体に関しては終止符は打たれている。データーの捏造の上に、それを覆い隠すだけの才覚も無かった杜撰な事件であった。そして、今、小保方氏の博士号自身を取り消す決定を早稲田大学は下した。

「再提出を求めていた博士論文の訂正作業が1年間の猶予期間内に完了しなかったため、論文未提出で博士課程を退学したという扱い」である。記者会見した早稲田大学総長は、「博士論文の無い学位(博士号)が存続する状態を続けることは出来ない」と判断したことを説明した。そして、「一番信用を失ったのは学位を与えたことだと思っている」と明言した。確かに、博士号の値打ちはがた落ちに落ちている。とにかくまともな審査もしないで学位を与えてしまったので、今、修正論文を見ても博士号の値打ちがあるとは判断できないということなのだろうか。

小保方氏、大学の判断に反論

「今回の決定には失望」、前回の学位は「正式な審査過程を経た上で授与された」ものであるのに、同じものを修正したのに、それは「博士に値しないとすることは、前回の授与時判断と大きく乖離することであり、指導過程、審査過程の正当性・公平性について大きな疑問がある」と、つまり2回の審査基準が大幅に変更になっていると不服を言い立てた。

審査教官から「博士として認めることの出来ないのは一連の業界の反応を見ても自明」というコメントがあったことにも、学術的な理由とはかけ離れ、社会風潮を重視した結論であると異論を申し出ている。

STAP細胞の筆者のブログ記録

STAP細胞に関しては筆者は非常な関心を抱き、最初の発見の記者会見以来、時々刻々新しい情報と見苦しい渦が巻き起こる中、このブログで30回に亘って記載してきた。最初の記録は、2014.2.1である。その一部を下に抜粋する。

「過去数百年に及ぶ細胞生物学の歴史を、あなたは愚弄するのか?」

と厳しい叱責を受けたこと。このようなコメントが出てくるのは、当たり前のことであることを記載した。』
びっくり仰天、青天の霹靂の生物学の常識を打ち砕く報告であったのである。彼女の記者会見は極めて、可愛らしく、又真摯な発言に思われた。

『彼女は「誰も信じてくれないので、止めてやろうかと思ったことも、泣き明かした夜も数え切れない。今日1日だけは頑張ろう、明日1日だけは頑張ろうと思って続けて来た」と言っている。』

この発言を聞いたときには、筆者はもちろんウソであるなどとは夢にも思わず、非常に好意的に受けとめた。この発言は、その後の経緯を思い起こし、また、まともな実験ノートさえ存在していないことを思い起こすと、一体何を以て夜も眠れないほどの苦しい時間を過ごしたというのだろう。

『ある生物学者は、「生物学の常識外れ。あり得ないことを見てしまったという感じです」と言っており、筆者も全く同じ思いである。それくらい生物学の常識では理解出来ない発見であったのであり、生物学者の筆者は科学の発展の速さと、その進み行く道におののきさえ覚える。』

筆者は、あの時点で、この発見にひっくり返るほど驚いたのは事実であるが、疑ってはいなかった。それどころか、この発見に拍手を送っていたのは、以下の記述にも見て取れるだろう。

『発見した若い研究者は、STAP細胞について次のように言い、冷静に見つめているのが解る。

 「実際に実験している私は、将来的にiPS技術との関連性の議論は早すぎる段階と、感じている。数十年後、100年後の人類社会への貢献を意識し研究を進めていきたい。」

さて、STAP細胞の記者会見から捏造が露見し、論文を取り下げに至るまでの事件の経緯を思い起こすと、彼女の上述の発言は彼女の内側から出てきた発言では無かったという気がする。これだけの発言が本気で出来た人間が、中学生の実験ノートとしか見えない紙っぴれを振りかざすようなぶざまな真似は出来るはずが無い。いや、大体、あのような実験ノートしか取れないような幼稚な実験者が上述のような発言が出来るとは思えないのである。彼女の周囲にいた指導者の発言を繰り返したに過ぎないのだろう。

小保方氏の将来を杞憂する

他人の論文をコピーし、実験結果を捏造し、中学生の実験ノート以下の紙っぴれを実験ノートだという錯覚に陥ってしまうような、本当に可哀想ではあるがレベル以下の諸々の言動である。こうして世界中を引っ掻き回しておきながら、博士号取り消し決定に対して、またまた波紋を起こそうとしている。

そして言っている。
「私の研究者の道は不本意にも門が閉じられてしまいましたが、いつか議論が研究の場に戻る日を期待し、今回再提出した博士論文や関連するデータは年度内をめどに随時公開して参る所存です。」

「STAP細胞はありまーす!」と可愛らしい声を上げ、実験ノートはあります、データはありますと言いながらその提示は無く、挙げ句の果てに捏造であったと結論付けられて、日本中に、そして研究者仲間では世界中にこの醜態は知れ渡ったのに、一体研究者の道が残されているとでも思っていたのだろうか? データを捏造した人物として、余りにも有名になりすぎたのである。

彼女は優秀な頭脳を持っているのだろう、多分。しかし、研究者であることの幾つかの必要条件のひとつに過ぎない。優秀な頭脳以上に、遙かに必要な条件があるのである。そして、それを持ち合わせていないことが、明らかになってしまった。今、新たに足掻き回らずに、新しいすばらしい道を見つけ出して欲しいと思う。研究者として生きて行くためには博士号はあっても良いが、その他の人生に於いては、博士号は邪魔にしかならない、下らないゴミである。

しっかり立ち直って、自分が歩むべき道を見出して欲しいと思う。







 

 
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