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命知らずの自転車運転者・自転車も乗り方によっては凶器になる
乗せていた我が子を殺してしまった母親

まだ記憶に新しい出来事である。
二車線の片側が赤信号で止まっている車の長い行列が出来ていた。その止まっている車の間を縫って無謀にも通り抜けようとした自転車が対向車線を走ってきた車と接触して転倒した。そして、その自転車に乗せていた幼い子供が投げ出されて死んでしまった。
この母親が自転車の間を通り抜けようとしたすぐ先には交差点があった、ニュースで見る限り2-30メートルもない距離だったように思った。それなのに、交通ルールを無視して目の前の交差点まで行かなかったために、我が子を殺してしまった!

二車線の一方向だけが混んでいて信号の手前で、しばしば長蛇の列が出来ていることがある。対向車線を走るときに車の運転者としては神経を使う。車の間から飛び出してくる人、自転車、子供など、場所によっては決して少なくないからである。通常の意味の制限時速などで走れないのはもとより、ブレーキをあしらいながら走るときも多い。そして、飛び出してくるものの中で最悪は、自転車、特に老人の運転する自転車、子供を乗せている母親が運転する自転車のように、安定性を欠いている自転車である。
この事例で詳細な状況は分からないが、それでもそばの交差点を無視して車の間をすり抜けようとしたとんでもないルール違反だけは確かである。こんな無謀な自転車と接触事故を起こしてしまった車の運転手に同情してしまう。

「飛び出すな 車はすぐに止まれない!」というような、標語があったなぁ!

子供を乗せていなくても、車の間を自転車ですり抜けるのは非常に危険である。自転車は歩行者よりスピードがあるからであり、しかもブレーキのかかる瞬間に関しては、歩いているより自転車の方がほんの一瞬遅い。スピードがあるから危険から逃げることが出来ると、自転車運転者は錯覚しているようである。自動車から見た場合、いきなり視界に飛び込んでこられた時に、その飛び込んできたものがスピードのあるものほど、車は対応しきれないということが起こるのである。

だから、もちろん自転車よりバイクの方がスピードがあるから、飛び込んでこられたら危険である。
しかしながら、車を運転する者として一番怖いのは、自転車である。バイクの運転者は交通ルールを学び、運転免許試験を通った人たちである。したがって、原則的に交通法規に従って運転している。しかし、自転車の運転者は交通法規を学ばないので薄ぼんやりした常識はあるのだろうが、多くの人が交通ルールを守らなければならないというしっかりした認識がなく、ルールを無視して走り、車が自転車を守ってくれるのが当然であると信じているかの如き走り方をする人が多いからである。
自動車の運転手は事故に巻き込まれたいと思っている人はいない。まして、自分の車で誰かを傷つけることは耐えられない。しかし、出来ることと出来ないことがあるのである。守ろうと思っても守りきれないことが起こるのである。

交通法規の改定

昔は自転車の交通事故というと、自転車側が被害者だった。しかし、この頃は自転車が様々な場面で加害者になっている。自転車を車から守るために、あるところでは歩道を走ることが認められている。しかし、歩道は自転車の走る道という意味ではないはずであるのに、多くの自転車の運転者が、歩道を使う主役は自分であるかの如き走り方をして、歩行者に警笛を鳴らして、「そこのけ、そこのけ。自転車が通る!」とばかりに横暴な走り方をし、歩行者に道を譲らせて通り過ぎていく。

悪質な自転車運転者に安全講習を義務付ける制度が昨年6月にスタートしてから今年5月末までの1年間に、全国の警察が摘発し、警察庁に報告した「危険行為」は1万5131件だったと報告され、その6割が信号無視など悪質な危険行為だったとのことである。そして、都道府県別では大阪が最悪の記録で5126件で、全国の三分の一は大阪であるとは、大阪人としてまことに恥ずかしい限りである。次は東京で3581件であるが、人口が全国民の10%であることを考えれば必ずしも多いとも言えないだろうし、大阪が群を抜いていることも明らかである。そして、悪い方から3番目は兵庫で、2054件である。

余談であるが、大阪の良いところはいっぱいあるが、悪いところもまた全国で群を抜いていることの一つが交通ルールを無視するところである。自転車運転者のみならず、車の運転者もしたい放題というところもある。大阪の無謀な運転ぶりは有名であるが、ぶつかりそうな車間距離で、まるで襲いかかるかの如き走り方をする車が決して少なくない。追い越し禁止道路でさえ、隙あらば追い越そうと対向車線にはみ出してまで右側を走る。法定通りに前の車との間を取って走ると、こういう無謀な車がその間に割り込んでくるから車線を充分取るとかえって危険である。黄色信号ではアクセルを踏むのが大阪式運転マナーのようである。うっかり黄色信号でブレーキでも踏んだら追突されかねない。もとより、一般論であるが、大阪の運転手は恐ろしい。

安全に町を通行するためのルール違反は、車や自転車の運転者だけではない。歩行者のマナーも悪い。前述の車の間をすり抜ける行為は、自転車の運転者のみならず歩行者もまた、信号で停車して長い列を作っている間を縫って飛び出してくる人も多い。しかし、歩行者に関しては、別の重要な問題がある。歩行者、特に無謀な振る舞いが比較的多い若者は、体力に任せて様々なことをする。しかし、そういう自殺行為をすることで引き起こされることは、自分のいのちのみならず、それに関わった大勢の人々、自分の家族や責任を問われる当事者をどんなに傷つけるかを思い起こしてほしい。

体力のない老人や身体の不調の人は、10メートル余分に歩くのも大変である。ましてや、歩道橋の上り下りを強いる日本の交通事情については、前にも何度か言及している。


























 
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