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「しつけ?」という名目で、小学2年生の7歳の少年を山の中に置き去りにした親

山の中に7歳の少年を置き去り

 

日本中のみならず、世界中が巻き込まれて、あれやこれやの議論が紛糾したこの事件。この少年は親の言いつけをきかず悪さをし続けたので、とうとう車から降ろして山の中に置き去りにしたという。

 

置き去りにして5分後に子供を下ろした場所に戻って見ると、そこにはいなくなっており探したが見つからなかった。こうして子供が迷子になって大騒ぎになったのであるが、警察には5分後と証言しているが、本当に5分だったのかどうか。親に置き去りにされて、子供は車を、すなわち親を追いかけなかったのだろうか? とすると、何故見つからなかったのだろう? また、この年齢の子どもなら親に置き去りにされれば、普通なら立ちすくんで、とても動けないだろう。そして、そこで待っていれば連れ戻しに来てくれると、親を信頼するか、親を追いかけなかった親子の関係に大きな疑問を抱かずにはおれない。

 

ともあれ、少年は行方不明になってしまって、大騒動になってしまった。

 

警察犬が反応せず。両親の証言が二転三転

 

両親は、初めは「山菜採りの途中ではぐれた」と警察に説明したが、車に山菜が全くないことを指摘されると、「人や車に石を投げつけたので、しつけのために車から降ろした。5分後に戻ったときには姿がなかった」と発言を変えたという。また、着ていた洋服も「Tシャツにジーパン」と言っていたのに、途中から「紺色のジャージー」に変わった。

 

はぐれた場所が事実と異なって申告されれば、警察犬が反応しなかったのは当然である。両親が嘘を申告していれば、見つかるわけがない。大々的な捜索活動が繰り広げられたが、全く見つからなかった。

 

6日ぶりに、5キロ離れた自衛隊の演習場で発見された

 

見つけられた少年はそこまで歩いて行ったと証言し、やや衰弱しているものの外傷はなく無事であった。両親の供述が二転三転した不可解な親の行動、捜索が難航した様々な経緯が相俟って色々と調べたのであろうが、事件はあまり明確にならないままに、子どもが無事であったことで事件性はないと警察は最終的に結論して、終止符を打った。


無事に保護されたからよかったけれど、もし何事か起こっていたら、社会全体や警察の対応は全く異なったものになっただろう。

 

山の中に置き去りにする「しつけ」・親を追わなかった親子関係

 

まず、日本の社会での反応は、賛否両論色々噴出したようである。子どもはなかなか言いつけをきかないから、置き去りにしてもしょうがないという見解もあれば、しつけにしてはやりすぎだという見解もある。

 

近頃の子どもは親の言うことなどきかないから、厳しすぎると思われるほどのしつけをしなければならないのだという親の意見も提出されている。確かに、昔のようにいかないのは事実であろうが、7歳の少年が親の手に負えない状況になるのは、親の責任こそが甚大である。

そのような、言うなら歪んだ親子関係にしてしまったのは100%親の責任である。たった7歳の子どもが親の手の指の間からポロポロとこぼれ落ちてしまったのである。親と子どもの間に心の絆が築かれないままに、親は子どもを守る責任を忘れ、子どもは親が守ってくれるという安心感を手に入れないままに7年の歳月が経ってしまったのだろう。

 

アメリカ人の一般的な反応は手厳しい。「子どもを置き去りにしても子どもに恐怖しか与えないので、親の責任を放棄することであり、虐待である。子どもの安全を第一に考えるべきである。」
フランスの反応は、一般的に置き去りを肯定する意見が多いようである。

 

その土地についてよく分かっている時には、「置き去り」という手段もありかなと思わないでもないが、未知の土地、ましてや山の中に7歳の子どもを置き去りにするのは、やはり責任放棄、虐待であると考えざるを得ない。子どもの姿を視界の中に留めて、子どもの安全を確保するのは親の最低限の責任である。

 

そんな親子関係であるから、置き去りにされた子どもは親を信頼できなかったのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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